2017 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of cellular and nuclear signals that regulate motor learning
Project/Area Number |
15H04254
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
平井 宏和 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70291086)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 小脳 / プルキンエ細胞 / 運動失調 / 脊髄小脳失調症 / AAVベクター / SCA1 / SCA3 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度の研究で、26週齢の脊髄小脳失調症1型(Spinocerebellar ataxia type 1, SCA1)ノックインマウス小脳において発現低下が観察される転写因子RORαが見つかってきた。RORα以外にIP3受容体、transient receptor potential channel 3 (TRPC3)、Homer 3、カルビンディンのmRNA低下が観察された。そこで、 1)野生型マウスにおいて、RORαをノックダウンすることでSCA1ノックインマウスと同様の行動学的、形態学的フェノタイプ及び、同様の分子のmRNA発現低下が観察されるのか検討した。AAVベクターでRORαをノックダウンしたところ、進行性の運動失調、プルキンエ細胞樹状突起の退縮、プルキンエ細胞層の乱れが観察された。またIP3受容体、TRPC3、Homer3などの発現量測定用に、RORαノックダウン用miRNA発現小脳とスクランブルmiRNA発現小脳からmRNAのサンプル採取を行った。 2)SCA1ノックインマウスの行動学的、形態学的フェノタイプが、プルキンエ細胞に特異的にRORαを発現させることでレスキューされるのかについての実験を開始した。(RORα発現AAVベクターをSCA1ノックインマウスにインジェクションした。) 3)SCA1と同じポリグルタミン病である脊髄小脳失調症3型(SCA3)モデルマウスにおいても、SCA1と同様に運動失調の進行と並行して、プルキンエ細胞のRORα発現が低下すること、プルキンエ細胞の樹状突起が退縮すること、mGluR1シグナルが障害されることを明らかにした。さらに、SCA3モデルマウスのRORα機能を増強することで、行動学的、形態的、および電気生理学的異常が回復することを明らかにした。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] CD38 positively regulates postnatal development of astrocytes cell-autonomously and oligodendrocytes non-cell-autonomously.2017
Author(s)
Hattori T, Kaji M, Ishii H, Jureepon R, Takarada-Iemata M, Minh Ta H, Manh Le T, Konno A, Hirai H, Shiraishi Y, Ozaki N, Yamamoto Y, Okamoto H, Yokoyama S, Higashida H, Kitao Y, Hori O.
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Journal Title
Glia
Volume: 65
Pages: 974-989
DOI
Peer Reviewed
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