2017 Fiscal Year Annual Research Report
A molecular cohort study on age-related musculoskeletal diseases: 5-year follow-up
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15H04782
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
中村 和利 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
渡邊 裕美 新潟大学, 医歯学系, 講師 (50325479)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 運動器疾患 / コホート研究 / フォローアップ / 老化 / 社会医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
村上市における5年後追跡アンケート調査では、配付数に対する回収率は61.4%(6934/11289)であった。最終的に、関川村と粟島浦村を含む全体の回収率は61.4%(8487/13816)となった。村上市における5年後アンケート調査(基本属性、日常生活動作、病歴、生活習慣等)のデータ整理、データクリーニング、データ入力を行った。5年後調査参加者と不参加者のベースラインの特徴の比較で両群に有意差の見られた項目は、性(P<0.0001)、年齢(P<0.0001)、飲酒(P=0.0452)、喫煙(P<0.0001)であった。連続変数である肥満度(BMI)と活動量(METs)に有意差は見られなかった。症例の追跡に関しては死亡、骨粗鬆症性骨折、変形性膝関節症の新規発生および要介護認定者発生数を調査した。対象者の2015年における死亡情報を村上保健所の死亡小票より調査し、79人の死亡を確認した。死因第一位は悪性新生物で、以下第二位心血管疾患、第三位脳血管疾患・呼吸器疾患であり、全国の傾向と同様であることが観察された。患者調査では、昨年度と同様の医療施設にて調査を行った。5年の節目であり、骨粗鬆症性骨折と変形性膝関節症のデータクリーニングを行っている。膝関節症では2202件を症例として確定した。現在骨粗鬆症性骨折の症例精査を行なっている。調査結果については対象者への便り、ホームページなど様々な媒体を通じて報告を行った。今年度は、9月2日の第12回「村上・岩船地域の医療を考えるフォーラム」において、5年後調査の中間報告を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の計画は、コホート研究5年後アンケート調査の整理でありとアウトカムとしての症例収集であり、いずれも予定通り行なわれた。また、5年後の症例整理も順調に行なわれた。本研究は順調に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
コホート研究5年後追跡本調査が予定通り完了し、そのデータ整理もほぼ終了した。来年度は論文作成を行なうと共に、5年後調査全体をとりまとめる。収集すべきデータが揃ったので、統計解析は計画通り行うことが可能である。
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Research Products
(1 results)