2017 Fiscal Year Annual Research Report
Investigation of pathological mechanism and therapeutic strategies of frailty based on AgingDomino theory
Project/Area Number |
15H04800
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
秋下 雅弘 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (00261975)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 純人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20323579)
小島 太郎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40401111)
石井 伸弥 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80710996)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | フレイル / 階層構造 / 老化 / 慢性炎症 / 大動脈瘤 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、昨年度まで自然老化マウス(C57BL6J、2~3ヶ月齢、12ヶ月齢、24ヶ月齢)や認知機能障害を呈する老化促進マウスSAM(senescence accelerated mouse) P8を用いて明らかにした脳・神経の加齢変化や血管炎症による老化促進作用を踏まえて、血管炎症が脳・神経老化および機能低下を促進する機序を追求した。 具体的には、作用機序として炎症制御機構の破綻を介した炎症の波及や拡大を想定し、加齢や血管炎症による血中炎症性サイトカインの変動を探索した。その結果、SAMP8マウスに血管炎症を誘導するとsham処置群に比べて、血中IL-6やGM-CSFが上昇することが分かった。また自然老化マウスにおいても、加齢に伴い血中IL-6やGM-CSFが増加傾向であることを明らかにした。 さらにSAMP8マウスにおいては血中IL-6の濃度と学習能力(quadrant time)が負の相関関係にあることも分かり、血管炎症による血中IL-6やGM-CSFの上昇が脳・神経の炎症や老化に関わる可能性が示唆された。我々が以前報告した血管炎症による血中マクロファージ数の増加やGM-CSFがマクロファージから分泌される結果を踏まえると、血管炎症から脳・神経の炎症・老化への作用には血中炎症性サイトカインによる直接的な作用とともに、マクロファージをはじめとする炎症性細胞の活性化を介した間接的な作用、またマクロファージとミクログリアとの相互作用も関与する可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)
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[Journal Article] Loss of kallikrein-related peptidase 7 exacerbates amyloid pathology in Alzheimer's disease model mice2018
Author(s)
Kidana K, Tatebe T, Ito K, Hara N, Kakita A, Saito T, Takatori S, Ouchi Y, Ikeuchi T, Makino M, Saido TC, Akishita M, Iwatsubo T, Hori Y, Tomita T
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Journal Title
EMBO Mol
Volume: ー
Pages: ー
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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