2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of antibody-drug conjugate to diagnose and treat vulnerable plaque
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15H04821
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
南野 哲男 香川大学, 医学部, 教授 (30379234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅井 知浩 静岡県立大学, 薬学部, 准教授 (00381731)
松崎 高志 香川大学, 医学部, 研究員 (90456939)
村上 和司 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (60575207)
野間 貴久 香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (20363202)
富 海英 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (70754646)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | HB-EGF抗体結合ベクター / 薬物送達 / 不安定プラーク |
Outline of Annual Research Achievements |
ジフテリア毒素の細胞内侵入メカニズムより着想を得た独創的・革新的送達技術であるHB-EGF抗体結合ベクターを用いて、薬剤・核酸(siRNA・microRNA)・ペプチドなどを疾患部位特異的に(不安定プラーク)に送達する基盤技術を開発し、世界をリードする日本発の革新的な医薬品を創出する。本技術の開発により、アカデミアでの研究成果を素早く実用化することが可能になる。本研究は、特許戦略に基づいており、また、ヒトHB-EGFノックインマウスなどの独自のマティリアルを用いており、世界の他のグループの追随を許さない。 動脈硬化部位へのHB-EGF抗体結合ベクターへの核酸導入効率を評価するため、高脂肪食負荷を行った(HBhz/hz/ApoE-/-)マウスに小胞体ストレス特異的アポトーシスシグナルであるC/EBP homologous protein (CHOP)を標的としたsiRNAをHB-EGF抗体結合ベクターと結合し、同マウスに静脈内投与し、real-time PCR法およびウエスタンブロット法により動脈硬化部位への核酸導入効率を確認した。さらに、動脈硬化部位の脂肪染色により動脈硬化部位の範囲を定量的に評価し、治療効果を判定する。次に、HB-EGF抗体結合ベクターの非特異的な核酸導入が起こるかどうかを評価するため、ハウスキーピング遺伝子であるGAPDHを標的としたsiRNAをHB-EGF抗体結合ベクターと結合し、高脂肪食負荷を行った(HBhz/hz/ApoE-/-)マウスに静脈内投与し、Real-time PCRを行うことで動脈硬化部位および他臓器(心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓)への核酸導入を確認した。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)