2019 Fiscal Year Annual Research Report
要支援高齢者のケアニーズに対応した地域ケアモデルの構築と効果評価
Project/Area Number |
15H05106
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
河野 あゆみ 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (00313255)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 介護予防 / 虚弱高齢者 / ソーシャルキャピタル / 地域看護 / 地域ケアモデル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は要支援高齢者のケアニーズに対応した地域ケアモデルを構築し,その効果を評価することである.本研究では,要支援高齢者756名を対象としたそのケアニーズを把握する基礎調査を行った結果,要支援高齢者のフレイル予防には,身体面への支援とともに心理社会的問題への支援を強化する地域ケアケアモデルを構築する必要性が示された. そこで地域ケアモデルを作成するために,複数の地域フィールド(大都市地域,都市近郊地域,中山間地域)において,フォトボイス,地理情報システム,キーインフォーマント(保健医療福祉職や行政職など)やプライマリインフォーマント(高齢者家族や地域住民ボランティアなど)へのインタビュー,地区視診,既存資料の分析などにより地域アセスメントを実施した.その結果,大都市地域,都市近郊地域,中山間地域における要支援高齢者のケアニーズに関する地域の特徴や地域課題を明確にすることができた. 本研究では,地域ケアモデル構築のための基本枠組みとして,物理的環境,人的環境,社会的環境の3側面が挙げられた.さらには,各側面の具体的な構成要素については,物理的環境としては①交通,②公共スペース,③地理,人的環境としては①人口動態・人口静態,②住民の慣習・意識,社会的環境としては①サービスの整備状況,②サービスの利用,③人付き合いが挙げられ,これらの要素を基本としたロジックツリーによる地域診断が地域ケアモデル構築にあたって,有効であることが明確になった.
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)