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2018 Fiscal Year Annual Research Report

Verification of ecosystem alteration risk caused by eutrophication at Lake Baikal

Research Project

Project/Area Number 15H05112
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

山室 真澄  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (80344208)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田邊 優貴子  国立極地研究所, 研究教育系, 助教 (40550752)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywordsバイカル湖 / 富栄養化 / green tide / Spirogyra / マイクロプラスチック / 間隙水 / 硫化水素
Outline of Annual Research Achievements

バイカル湖でここ数年で起こったラン藻類や底生大型緑藻の異常増殖は間隙水の中でもリンが増加した為との仮説を検証するために、ラン藻類と底生大型緑藻を各地点で採取し分析を行った。
安定同位体比および炭素・窒素・リン濃度は、採取した生物サンプルを現地で簡易乾燥機を使って約40~50度で一定値を示すまで温熱乾燥し、輸入に必要な手続きを共同研究者がロシアで行った後、空輸により日本に持ち込んで分析を行った。
共生海綿の衰退原因はラン藻類により共生藻の光合成が阻害されたとの仮説を検証するために、バイカル湖固有の共生海綿L. baicalensis を対象に、付着藻類におおわれたものとそうでないものとで光合成活性と色素量の測定を、採取直後に研究船上で行った。測定に供した試料の一部は炭素・窒素安定同位体比分析を行った。
バイカル湖では観光客の増加に伴いゴミの違法投棄も増え、一部はマイクロプラスチック化している可能性があったため、沖合でのマイクロプラスチック調査を行った。
大型底生緑藻であるSpirogyraのマットで大量死していた腹足類が水中で死んで打ち上げられたのか、好気的な緑藻マット上で死んだのかを明らかにするために、地元の専門家に同定を依頼したところ、当該腹足類は有肺類であり、かつ緑藻を捕食することが分かった。また文献検索によりSpirogyraは生きた状態で硫化水素を発生することが分かった。このことから腹足類の大量死は硫化水素が原因であると推定された。

Research Progress Status

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results,  Invited: 1 results)

  • [Presentation] Green tide from sea coasts to freshwater lakes.2018

    • Author(s)
      Yamamuro, M.
    • Organizer
      International Conference: Freshwater Ecosystems Key Problems
    • Int'l Joint Research / Invited

URL: 

Published: 2019-12-27  

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