2016 Fiscal Year Annual Research Report
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15H05169
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
小島 泰雄 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80234764)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野寺 淳 横浜市立大学, 都市社会文化研究科, 教授 (50292206)
松村 嘉久 阪南大学, 国際観光学部, 教授 (80351675)
阿部 康久 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (10362302)
松永 光平 立命館大学, 文学部, 准教授 (80548214)
高橋 健太郎 駒澤大学, 文学部, 教授 (30339618)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 人文地理学 / 中国研究 / 華南 / 地域構造 / フィールド調査 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の第2年次にあたる本年度は、中国広東省江門市においてフィールド調査を実施した。6月19日に立命館大学大阪いばらきキャンパスにおいて研究集会を開催し、フィールド調査の目的と実施計画を話し合った。その上で、小野寺が現地における調査研究の協力者である劉雲剛中山大学地理科学与規劃学院教授と綿密に事前調査を行った。フィールド調査は江門市の地域構造変化の解明を目的に、8月7日から15日まで江門市において行われた。農村班（小島）、開発班（小野寺）、都市班（秋山元秀）、文化班（松村）、人口班（阿部）、僑郷班（李小妹）、教育班（柴田陽一）、環境班（松永）に分かれて調査研究が行われ、それぞれにカウンターパートとして中山大学の若手教員・大学院生が同行した。さらに広州において中山大学図書館などで関連する資料の収集が行われた。帰国後は各自が収集した資料の整理と分析を進め、12月18日にキャンパスプラザ京都において国際ワークショップを開催した。中国からZhouWenting、WangTaoの2氏を招聘して、江門調査の成果について討論を行った。研究成果は現在編集中の調査報告書に掲載するほか、学会などでの発表及び研究論文の公開を個別に進めている。また8月22日から25日に北京の国家会議中心で開催された第33回International Geographical Congressに小島・小野寺・松村・安部が参加し発表を行った。さらに学術界だけでなく社会への研究成果還元のために本科研のホームページを開設した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題は中国華南、とくに珠江デルタで進む地域構造の変化を、フィールド調査を通して実態的に解明することを目指している。広東省江門市においてフィールド調査を中山大学の協力の下に進めたことが上記評価の基礎にある。そして国際ワークショップなどにおいて分析結果を討議し、それに基づく研究成果の発表が行われていることもまた上記評価の理由となっている。
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| Strategy for Future Research Activity |
3カ年を研究期間とする本研究課題は、本年度が最終年度となる。夏季に広東省シェンジェンでフィールド調査を実施すべく、調整を進めている。さらに3年度を総括する国際シンポジウムを日本地理学会大会において開催する予定となっている。研究期間内に過年度の研究成果を調査報告書としてまとめて公表するとともに、個別の学会発表・論文公開を積極的に進める。
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