2018 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of production system of industrial crops which contributes to the improvement of rural livelihood without competing the food production
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15H05244
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡田 謙介 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80391431)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 薬用植物 / インパクト調査 / 傾向スコアマッチング / 生物多様性 / カウンターファクチュアル / 技術採用 / 所得効果 / 生育環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度末(2018年2~3月)に博士学生が現地に調査に行き、2人のアシスタントを雇用してアンケート調査を実施した。それ以前に薬用植物の栽培を普及している現地NGOのメンバーを対象とした調査を実施していたが、この時期の調査は、傾向スコア法を用いて比較のためのノンメンバーを抽出した後にそれらの農家をコントロールとして、すべての農家に対してアンケート調査を実施したものである。これらの調査の主な目的は、農家が薬用植物の栽培するか否かに関して(アドプション研究)、またその新技術を採用した農家が所得において示した効果について(インパクト分析)、農家の社会経済的な条件との関連を傾向スコアマッチング法を用いて解析することである。今年度(平成30年度)は、その紙ベースのデータの入力およびデータ整理および統計手法を用いた分析に集中した。 またもと共同研究者であり今は英国Bristle大学に異動した高橋太郎准教授とスカイプで連絡をとりつつミクロ経済学の分析を行い、投稿論文の構想をまとめた。また現地における共同研究者であるインドグジャラート大学のランシー教授と今後の研究のまとめの方向についてスカイプにおいて議論を行った。 前年度に投稿した対象地域の野生植物の薬草あるいは食用としての利用についてのまとめについては、当該分野で著名な著名なポーランドのRzeszow大学のLuczaj教授の参画も得て国際誌であるJournal of Ethnobiology and Ethnomedicineに投稿した論文が8月に発行された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現地の、薬用植物の栽培をはじめていないノンメンバー(コントロール)を含めた全対象農家についてのアンケート結果のデータ入力とEXCELおよびSTATAを用いたデータ解析が順調に進んだ。 また一流国際誌に学術論文をオープンアクセスで投稿できて、国際的な情報発信を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
薬用植物の生育環境に関するデータを整理し研究成果を取りまとめる。また研究成果の学会発表を行うとともに投稿論文にまとめる。 またこれらの成果を本プロジェクトの成果を総合して、博士学生の論文をまとめ、それをも踏まえプロジェクトとしてのまとめを行う。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Consumption patterns of wild edibles by the Vasavas: a case study from Gujarat, India2018
Author(s)
Chauhan, S. H., Yadav, S., Takahashi, T., and Luczaj, L., D’Cruz, L., and Okada, K.
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Journal Title
Journal of Ethnobiology and Ethnomedicine
Volume: 14
Pages: 57
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research