2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a malaria hot-spot surveillance system
Project/Area Number |
15H05276
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
坪井 敬文 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (00188616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高島 英造 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 准教授 (50366762)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 原虫 / マラリア / サーベイランス / プロテインアレイ / タイ |
Outline of Annual Research Achievements |
<研究目的> マラリアは、熱帯地域において猛威をふるっているが、最近の対策の強化により世界的なマラリア死亡者数は減少傾向に転じた(WHO)。そこで、アジア太平洋地域の流行国においては、マラリアエリミネーション(除去)を目指した施策が検討されている。これまでに申請者は、これらの地域で流行している熱帯熱及び三日熱マラリア原虫のゲノムワイドなプロテインアレイ、及びそれを用いた高速免疫スクリーニングシステムを確立した。本研究では、熱帯熱マラリア及び三日熱マラリアが流行しているタイにおいて患者の追跡研究を実施し、マラリア流行ホットスポットの検出に必須なサーベイランス用抗原タンパク質をシステマティックに探索する。この抗原を同定することが出来れば、ディップスティック等、現場で使用可能なキットの開発が加速でき、流行国のマラリアエリミネーションプログラムに大きく貢献できる。 <平成29年度の研究成果> 平成29年度は、三日熱マラリア原虫の赤血球期タンパク質を網羅する307種類の組換えタンパク質からなるプロテインアレイを合成し、三日熱マラリア患者治療後の抗体価の推移を、タイ・ブラジル・パプアニューギニアの計96名の流行地住民で1年間追跡した。その結果、抗体価の半減期が地域差なく安定的に測定できる55種類のPv抗原タンパク質を世界に先駆けて同定した。この抗原セットは、三日熱マラリア流行ホットスポットの検出に有用なサーベイランス用抗原タンパク質と考えられる 。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Identification of highly-protective combinations of Plasmodium vivax recombinant proteins for vaccine development2017
Author(s)
Franca Camila, White Michael, Yadava Anjali, Siba Peter, Galinski Mary, Healer Julie, Chitnis Chetan, Cowman Alan, Takashima Eizo, Tsuboi Takafumi, Tham Wai-Hong, Fairhurst Rick, Rayner Julian, King Christopher, Mueller Ivo, 他9名
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Journal Title
eLife
Volume: 6
Pages: e28673
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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