2016 Fiscal Year Annual Research Report
バングラデシュの妊婦へのプロバイオティクス経口投与による出生体重と乳児成長の効果
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15H05296
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
我妻 ゆき子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40400676)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬 恩博 筑波大学, 医学医療系, 助教 (00590770)
福島 敬 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (30323299)
須磨崎 亮 筑波大学, 医学医療系, 客員教授 (40163050)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 医療・福祉 / 小児科 / 社会医学 / 栄養学 / 微生物 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヘルスワーカーが家庭訪問し、妊娠初期(12週まで)の妊婦で、研究参加を承諾した者のリクルートを行った。研究同意は2ステップで行なわれ、1回目は妊娠早期の適切なリクルートをするために、家庭訪問を月1回行い、前月に無月経で妊娠の可能性あった際、尿による妊娠テストを実施する同意を取得した。最終月経日がわかっており、妊娠初期であることを確認できた者について、第2回目の同意書を取り、研究参加となった。リクルート後はプロトコールに従い、妊婦健診、体重測定、膣スメア(Nugentスコア)を実施した。早朝中間尿を採取、ICDDR,Bのラボにて顕鏡、培養検査を実施した。妊娠24,30、36週クリニック訪問にては、妊婦健診、体重測定を実施した。24週と36週に膣内棒検査(Nugentスコア)と早朝中間尿による顕鏡、培養検査を実施した。試験薬摂取コンプライアンスを記録した。新鮮便を採取しすぐにICDDR,Bのラボに搬送し、乳酸桿菌とビフィズス菌の培養を行った。また便の細菌数カウントを実施した。 妊娠経過はすべての妊婦健診時に記録するとともに、BV以外の疾患で病院での治療が必要な際には、病院にての治療につなげ、治療経過をフォローした。予定日の2-3日前、もしくは破水した際には、病院もしくは近隣のマタニテイクリニックでの分娩につなげ、ヘルスワーカーが分娩施設を訪問し、経過をフォローした。 平成28年度前半に、210人の妊婦リクルートを終了し、すべてフォローアップとなった。出生が確認されると、出生児体重が記録され、出生直後の新生児から便検体が採取された。身体計測と疾病罹患について、15、30、90と180日後のモニタリングが継続中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
妊婦参加登録の100%を平成28年度の前半に終了し、すべて出生後のモニタリングとなっている。この状況からみて、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
出産後のフォローアップが90日、180日と長くなると、脱落率が上がる傾向がある。きめ細やかな参加者とのコミュニケーションをとり、参加を促す必要がある。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] Fetal growth in Bangladesh2016
Author(s)
Wagatsuma Y, Ferdous Y, Rashid H, Arifeen SE.
Organizer
The International Congress of Tropical Medicine and Malaria 2016
Place of Presentation
Brisbane, Australia
Year and Date
2016-09-18 – 2016-09-22
Int'l Joint Research
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