2016 Fiscal Year Annual Research Report
Molecular structure design for microbial biosurfactant
Project/Area Number |
15H05338
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Research Institution | Kitami Institute of Technology |
Principal Investigator |
小西 正朗 北見工業大学, 工学部, 准教授 (90533860)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 酵母 / バイオサーファクタント / 遺伝子破壊 / 代謝工学 |
Outline of Annual Research Achievements |
微生物由来界面活性物質マンノシルエリスリトールリピッド(MEL)生産菌Pseudozyma hubeiensis SY62株の遺伝子破壊系を確立し、アセチルトランスフェラーゼ(mat1)破壊株の構築に成功した。これにより、当該菌株の遺伝子破壊系を確立することができ、代謝工学的な手法により、中間代謝物質の生産が可能となった。得られた中間体について、核磁気共鳴スペクトル、脂肪酸分析、マトリックス支援レーザーイオン化質量分析法などを組み合わせて、元株の代謝産物に見られるアセチル基が付加しない代謝物(MEL-D)を選択的に生産していることを証明した。得られたmat1破壊株は元株が有する効率的なMEL生産能力を保持したまま、MEL-Dを量産することができた。これまで報告のあるMEL-D生産方法の中で最も効率的な生産方法を確立できた。さらに新規に微生物界面活性物質生産菌の探索を実施し、ソホロリピッド生産菌を取得し、その成果についてBioscience, Biotechnology, and Bioenngineering誌にて誌上発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画に即し、遺伝子破壊系を確立し、代謝工学的手法により、微生物界面活性剤の分子構造を制御できるようになったため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きMEL代謝関連遺伝子の遺伝子破壊株の構築を進めるとともに、構造・機能解析を実施する。
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Research Products
(4 results)