2018 Fiscal Year Annual Research Report
Methodology of Social Studies Education based on Communication Theory
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15H05403
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
田中 伸 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (70508465)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 社会科教育 / コミュニケーション理論 / ニクラス・ルーマン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、コミュニケーション理論に基づく社会科教育論の構築を目指すものである。目的は、①教師(教科書)の考える「理想の社会像」を前提とする学習ではなく、「子どもの社会認識に基づく社会」を分析/検証/活用する社会科教育内容の開発、②授業を、子ども・教師・学級集団の相互作用システムが働く場と捉え、3者が機能する教育方法の開発(教育・学習方法の研究)である。上記2点を通して、社会科教育における新しい授業研究のモデルを究明し、子どもの社会認識を利用/活用する、「コミュニケーション理論に基づく社会科教育論」の構築を目指すものである。 本年度は、国際共同研究加速基金にて実施した英国在外研究と並行して実施した。具体的には、英国リーズ・ベケット大学に2018年4月より1年間所属し、学校現場へのフィールドワークを行いながら、当該大学の研究者、および学校教員と共同で授業等を開発し、実践した。授業は、対話を重視したコミュニケーション理論に基づくものとし、その成果を含めて以下2つの学会で発表した。Noboru Tanaka, Phhilosophy for Children and Democratic CItizenship, International Conference on Philosophy for Children, 2018(Karl-Franzens-University Graz/Austria)、Noboru Tanaka,The Phenomenology of the Group Dialogue, RICHES, Leeds Beckett Research Seminar, 2018. また、本科研の成果として、ハワイ大学のAmber Strong Makaiau氏とともに米国の学会の学会誌(査読あり)へ投稿し、刊行された。Amber Strong Makaiau, Noboru Tanaka, Philosophy for Children: A Deliberative Pedagogy for Teaching Social Studies in Japan and the USA, Journal of International Social Studies,V.8, N.2, 2018.29-54.
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)