2017 Fiscal Year Annual Research Report
Study on attosecond electron beam generation using radially polarized electric field
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15H05565
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
菅 晃一 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (60553302)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 超短パルス電子ビーム / レーザー変調器 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.レーザー変調器における三次の相互作用の検討:レーザー変調器(周期長2.5 cm、周期数10、アンジュレータパラメーター1.3、基本波発振波長2400 nm)における、電子ビーム(35 MeV)に対する三次の相互作用を通したレーザー変調(レーザー波長800 nm)の研究を行った。電子ビームトラッキングコードELEGANTを用いた理論的な計算により、三次の相互作用であってもエネルギー変調を行うことができることが明らかとなった。また、この手法は電子ビーム圧縮のみならず、自由電子レーザーの計算コードGENESISを用いた計算により、コヒーレントアンジュレータ放射に基づく高強度テラヘルツ波発生の可能性も明らかとなった。 2.電子ビーム変調・圧縮の研究:一次の相互作用に基づくレーザー変調器を用いたアト秒パルス列電子ビーム発生の研究を行った。レーザー変調器(周期長6.6 mm、周期数20、アンジュレータパラメーター0.15、基本波発振波長800 nm)における、電子ビーム(エネルギー32.5 MeV、電荷量2 pC、パルス幅9 fs、エネルギー分散0.1%)に対するレーザー変調(レーザー波長800 nm、レーザーパルス幅100 fs、パルスエネルギー200 uJ、パワー2 GWに相当)の研究を行った。下流に100 mmの自由空間をを想定し、電子ビームトラッキングコードELEGANTを用いた計算を行った。その結果、レーザー波長に相当する時間間隔2.7 fs毎に380 as(rms)の時間構造を実現できることが明らかとなった。また変調後のピーク電流は、変調前の約2倍となることも分かった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)