2016 Fiscal Year Annual Research Report
Investigation of a new Wnt5a signaling target in cell proliferation
Project/Area Number |
15H06368
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
庄嶋 健作 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (80757211)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | Wnt シグナル / 細胞増殖 |
Outline of Annual Research Achievements |
Wnt/β-カテニンシグナルは主として遺伝子発現を介して細胞機能を制御し、一方で Wnt5a シグナルは直接的に細胞骨格や細胞極性を制御し、発生における器官形成や癌の浸潤・転移に関与することが知られている。しかし最近、細胞増殖や炎症応答制御にも Wnt5a が関与することが報告され、Wnt5a シグナルによる遺伝子発現を介した細胞機能制御機構の存在が示唆されているが、その詳細については不明な点が多い。そこで野生型マウスの胎仔で Wnt5a が高発現し、かつ Wnt5a ノックアウト(KO)マウスの胎仔で重篤な発生不全の表現型を示す四肢末端及び顔面において、マイクロアレイ法を用いて Wnt5a KO マウスで発現変動を認める遺伝子を複数同定した。それらのうち、組織特異的また薬剤により時期特異的(conditional)に Wnt5a を成体で KO できるマウス(Wnt5a cKO マウス)の心臓や肝臓で、発現変動を認めるものがあることを確認した。一方、精製 Wnt5a を細胞に作用させたり、Wnt5a を発現抑制しても、それらの標的候補遺伝子の発現は変化しなかったことから、Wnt5a による直接的な遺伝子発現制御シグナルの存在の確認は困難だった。 そこで Wnt5a シグナルの解析と並行して、Wnt/β-カテニンシグナルの標的遺伝子にも注目し、Wnt による細胞増殖制御が癌等のヒト疾患に関与する新たな機構を解明することを第二の目的とした。これまでに当研究室で同定した、Wnt/β-カテニンシグナルと EGF/Ras シグナルが同時協調的に活性化することで発現誘導される低分子量 G 蛋白質、ADP-ribosylation factor(ARF)-like 4c(Arl4c)に着目し、各種ヒト癌における発現や Arl4c の発現抑制が癌の細胞増殖に与える影響を解析した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)