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2015 Fiscal Year Annual Research Report

ペリオスチンのシグナル伝達機構の解明

Research Project

Project/Area Number 15H06496
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

南里 康弘  佐賀大学, 医学部, 特別研究員 (00382218)

Project Period (FY) 2015-08-28 – 2017-03-31
Keywordsペリオスチン / アレルギー / シグナル伝達 / アトピー性皮膚炎
Outline of Annual Research Achievements

ペリオスチンがアレルギー性炎症に必須なタンパク質であることを明らかとしたが、ペリオス チンを介したシグナル伝達機構に関しては不明な点が多い。そこで、本申請課題ではペリオスチンによるシグナル伝達経路を解明し、ペリオスチンを標的とした治療基盤構築を目指す。 本年度は以下の項目を実行した。
1. NF-kB 経路活性化におけるペリオスチンアイソフォームでの機能的相違の解析:NIH/3T3にNF-kBレポータールシフェラーゼ遺伝子を組み込んだレポーター細胞を作製し、ペリオスチンアイソフォームを発現させNF-kBの活性化を測定する系を構築した。アイソフォーム間での活性化の違いについて検討中である。
2. ペリオスチンの細胞表面受容体や結合分子の同定:上記NF-kBレポーター細胞を用いて、候補となる ペリオスチンの細胞表面受容体をsiRNAを用いて発現を抑えたところ、NF-kBの活性化が抑えられる予備的な結果を得ている。
3. ペリオスチンによって誘導される細胞内シグナル伝達経路の同定:2.により受容体を同定したので、その受容体からのシグナル伝達について今後解析していく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

ペリオスチンアイソフォーム間でのNF-kB活性化能力の検討がまだ済んでおらず、また、ペリオスチン受容体の候補を同定したが、その後のシグナル伝達解析が遅れているため。

Strategy for Future Research Activity

ペリオスチン受容体の候補を同定したので、受容体を発現する細胞を作製し、ペリオスチンによって刺激して主要シグナル経路の活性化を WB 解析する。これらの細胞を用いて受容体とペリオスチンアイソフォーム間での結合能力を比較し、ペリオスチンアイソフォームでの機能的相違の解析を進める。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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