2015 Fiscal Year Annual Research Report
在宅緩和ケアに携わる訪問看護師に対するがん看護専門看護師の支援システムの検討
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15H06535
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
野崎 静代 横浜市立大学, 医学部, 助教 (90761271)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 緩和ケア / がん看護専門看護師 / 在宅緩和ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、がん患者の在宅緩和ケアに携わる訪問看護師の困難感と対処方法の実態を把握し、質保証を目指した、効果的ながん看護専門看護師による支援システムについて検討することである。 平成27年度は、在宅緩和ケアに携わる訪問看護師の困難感と対処方法の実態を把握する一次調査として全国にある訪問看護ステーション約8,900施設のうち、都道府県で層化無作為抽出した2,000施設の管理者を対象とした無記名自記式質問紙調査を行った。質問項目は、施設概要、在宅緩和ケアに関する困難感と対処方法、がん看護領域の専門または認定看護師の支援と要望で構成した。 発送数2,000件のうち、宛先不明による不着が25件、事業所の廃止による回答辞退が3件であり、最終調査対象数は、1972件であった。質問紙の回収数は300件(回収率15.2%)であり、有効回答数は299件(有効回答率15.2%)であった。現在、データ分析中である。また、がん看護専門看護師と連携している訪問看護ステーションの管理者に対象にインタビュー調査を行う二次調査に向けて、参加協力依頼書を同封し、42件の同意を得ている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
一次調査に関する大学倫理審査に時間を要し、許可を得たのが11月下旬であった。その後より質問紙印刷等を行い、年末になると対象施設が多忙となり回収率が低下することを鑑み、1月上旬に質問紙調査を実施した。そのため、データ回収が2月になり、予定では結果までを出す予定であったが、データ分析がやや遅れている状況である。現在、データ入力、データクリーニングまで終了し、やや遅れているものの、おおむね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度はがん看護専門看護師と連携している訪問看護ステーションの管理者、がん看護専門看護師、所属している看護部長にインタビューをする二次調査を予定している。
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