2015 Fiscal Year Annual Research Report
身体活動およびその他の生活習慣要因とサルコペニアの関連構造を解明する
Project/Area Number |
15H06675
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
川上 諒子 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助手 (50617818)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 疫学 / 公衆衛生学 / サルコペニア / 身体活動 / 生活習慣 |
Outline of Annual Research Achievements |
我が国では高齢化が急速に進んでおり、国民全体に向けた介護予防に関する研究に取り組むことは重要であると考えられる。サルコペニアは、加齢に伴う筋肉量の減少ならびに筋力の低下と定義されている。これまでに、日常の身体活動量が多い者ではサルコペニアの頻度が低いことが報告されている。しかしながら、身体活動ならびに複数の生活習慣要因とサルコペニアとの関連について総合的に検討し、要因間の構造を定量的に検討した研究は見当たらない。そこで、本研究では、身体活動や運動によるサルコペニアの予防効果を最大限に引き出す生活習慣要因の組み合わせを解明することを目的とし、身体活動およびその他の様々な生活習慣要因とサルコペニアとの相互作用に関する検討を行うとともに、サルコペニアに関連する複数の生活習慣要因とサルコペニアの構造的解析を行う。 本研究では、大学同窓生を対象とした大規模コホート研究の参加者のうち、大学施設で実施する健康診断・体力測定に参加可能な中高齢者を対象に検討を行う。初年度の平成27年度においては、研究計画どおりに測定の遂行に従事し、対象者のリクルート等のマネージメントを実施するとともに、データ入力・整備を行い、研究協力者とともに測定の流れを確立してきた。実際に、2016年3月までに341人の測定が完了している。平成28年度においては、昨年度に引き続き測定遂行に従事するとともに、11月頃から段階的にデータ解析を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画とおり、測定の遂行に従事し、データ管理方法や測定の流れを確立することができている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、昨年度に引き続き測定遂行に従事するとともに、11月頃から段階的にデータの解析を行い、国際学術誌への投稿に向けて論文執筆に従事する。
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Research Products
(1 results)