2016 Fiscal Year Annual Research Report
Application of probiotics for the prevention of bacterial infection after operation in dental field
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15H06700
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
曽我部 薫 鶴見大学, 歯学部, 学部助手 (40758489)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | プロバイオティクス / バクテリオシン様物質 / Lactobacillus crispatus / Streptococcus pneumoniae |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に続いてLactobacillus crispatus LBS 17-11(L. crispatus LBS 17-11)の菌体外産生物質が、Streptococcus pneumoniae ATCC 49619(S. pneumoniae)に対して抗菌活性を示すメカニズムについて検討した。S. pneumoniae ATCC 33400株に対する抗菌活性を指標にしてバクテリオシン様物質の精製を行った。L. crispatus LBS 17-11の培養上清中にバクテリオシン様物質が確認された。強い抗菌活性は上清からの35%~80%飽和硫安沈殿画分に回収された。培養上清からのタンパク質の回収率は5.2%で、抗菌活性は15倍精製された。硫安沈殿画分の透析後、抗菌活性物質はクロロホルムで抽出された。抗菌活性物質は2,045倍精製され、本活性の培養上清からの回収率は19%であった。 S. pneumoniaeに対する本バクテリオシン様物質の抗菌活性は静菌的活性であった。S. mutans、S. sobrinusなどのグラム陽性菌およびP. gingivalis、P. intermedia、F. nucleatumなどのグラム陰性菌はRadial diffusion法で本バクテリオシン様物質に感受性を示さなかった。 電気泳動による分析で、本バクテリオシン様物質の活性バンドは一本のバンドを示し、その分子量は約7 kDaであった。このバンドはタンパク質染色で見られた一本のバンドと一致したことから、高精製度のバクテリオシン様物質であることが示唆された。この抗菌活性は100℃、10分の熱処理に安定であった。この抗菌活性はトリプシンまたはプロテイナ-ゼ Kの処理で部分的にそれぞれ40%または45%失われることからタンパク質性の物質と思われた。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)