2015 Fiscal Year Annual Research Report
確率統計論に基づく技量評価を可能とする自動車運転行動のモデル化に関する研究
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15H06819
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Research Institution | National Institute of Technology, Kumamoto College |
Principal Investigator |
橋本 幸二郎 熊本高等専門学校, その他部局等, 助教 (00756588)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 運転行動モデル / 運転技量評価 / 人間機械系 / 確率モデリング |
Outline of Annual Research Achievements |
認知ドライバーの運転技量を評価し,運転中止の判断を行う為の評価指標を確立することを本研究の目的としている.特に本研究では,実際の自動車運転時の操作情報,環境情報を観測,蓄積し,ドライバーの運転行動モデルを生成することで実際の運転行動に基づく技量評価を目指している.科研費研究期間では,技量評価のための運転行動のモデル化手法を確立することを目的としている. 27年度に実施した内容は,(1)運転行動情報を観測し,蓄積する環境を整えること,(2)運転行動モデル化アルゴリズムを考案することである. (1)については,既存の研究設備である,電気自動車RoboCarMV2にステレオカメラを整備し,運転中のハンドル操作,ブレーキ操作,アクセル操作信号,走行映像を同期し取得できる環境を整えた. (2)については,申請者が先行研究にて提案した人間行動のモデル化手法を改良し,操作の時空間情報を確率的にモデル化する手法を提案した.そして,ラジコン操作を例に検証を行い,ドライバーの操作変更時に認知している対象の推定,対象の認知から操作実行までの反応時間,そしてその操作実行タイミングばらつき度合いを定量的に評価が可能であることを示した. 28年度は整備した実験環境を用いて実際の自動車運転行動のデータに対してモデル化を行い,ラジコン操作に対する検証結果と同等な結果が得られることを検証する.そして,複数の被験者に対するドライバー運転行動モデルを生成し,運転技量の評価を検討する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
校内既存の研究整備である電気自動車RoboCarMV2に対して,ブレーキが効かなくなる問題,エンコーダの故障,その他メンテナンスの関係上,実験整備に着手する時間が取れず,予定より環境構築が遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
28年度は整備した実験環境を用いて実際の自動車運転行動のデータの蓄積から始める. ここでは,被験者を10名程募り,(A)通常運転時と(B)異常運転時のデータを集める. ここで,異常運転時とは,本校が所持する視覚障害者体験ゴーグルを装着した状態での運転を指す.そして,確立した運転行動モデル化手法を適用し,各被験者の各運転パターンに対する運転行動モデルを生成する.得られた運転行動モデルの内部パラメータを分析し, 通常運転と異常運転の比較,また各ドライバー間の運転技量の評価を検討する.
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