2016 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of electron cyclotron resonace heating properties
Project/Area Number |
15H06836
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Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
牧野 良平 核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 助教 (00755118)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 核融合 |
Outline of Annual Research Achievements |
核融合発電炉の条件を満たす超高温プラズマを生成・維持するためには,高効率な大電力電子サイクロトロン共鳴加熱(ECRH)を行うことが必須である。加熱の高効率化に際して加熱特性評価が必要不可欠とされるため,本研究では加熱特性として重要なパラメータである1.入射EC波の電力及び偏波,2.プラズマに吸収される加熱電力の空間分布,3.プラズマ中の電子熱速度の非等方性及び高速電子,の3点について実験的に評価する手法を開発している。 1.について、既に開発したモニターにより入射EC波の電力及び偏波計測には成功している。今後のフィードバック制御に向けて、計測をリアルタイム化・高時間分解能化・高精度化するために検出部に使用しているプログラムを書き込める回路FPGAの改良を進めている。また、本モニターの検出部FPGA付ADCを韓国の核融合研究機関NFRIでも適用できるように開発を進めた。 2.の加熱吸収分布評価について、評価に用いる電子温度データを計測するECE計測の加熱位置付近での計測領域を広げるためをノッチフィルタを開発し、要求性能を満たしたものの製作に成功した。加熱位置付近での高時間分解能な電子温度計測は加熱分布評価に極めて重要であり、さらには、加熱位置での輸送現象の明確化などの物理機構解明にも貢献する。 3.について、プラズマ中の電子熱速度の非等方性及び高速電子を計測する機器である偏光分光計測器の光学素子の特性を明らかにし、計測器が一通り完成した。核融合科学研究所の大型ヘリカル装置で行われるプラズマ実験において、本計測器を用いて初期データを取得した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)