2017 Fiscal Year Annual Research Report
To understand the mechanism of overeating in obesity - the strategy towards diagnosis and treatment of obesity by the mental functional assessment
Project/Area Number |
15J40106
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
後藤(山田) 伸子 慶應義塾大学, 医学部, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Keywords | 肥満 / 食行動 / 減量 / 動機付け / 行動解析 / 耐糖能 |
Outline of Annual Research Achievements |
臨床研究では肥満症患者を対象とする2件の臨床研究を行った。減量に対する動機づけに関するアンケート研究被験者56例の解析では、減量に対する意欲はいずれの被験者も高く、また、医療従事者への信頼度も高かった。男性に比べ女性では、よりネガティブなボディイメージを持ち、より自分を我慢強いと認識していた。また、50歳以上の患者に比べ50歳未満の患者において、より社会的偏見を感じており、より多くの患者で身内を亡くすなどのトラウマティックな経験を有していた。減量成否に関連する回答の違いは認められなかった。初回回答時の体重が重いほど、減量目標(初回体重―目標体重)が大きいほど、3年後の減量幅は大きかった。神経心理学的検査による認知機能の評価研究は被験者数が7例と少なく充分な解析結果が現時点では得られていない。これらの結果からは減量に重要な精神心理学的背景は明らかにすることが出来なかったが、被験者の減量意欲が高いことは明らかとなったことから、より減量に効果的なアプローチを包括的に行うことを目指し、平成28年8月より、申請者の所属する腎臓内分泌代謝内科に加え、食養管理室およびスポーツ医学総合センター・スポーツクリニックと共同で肥満症治療チームを発足した。平成29年4月からはスポーツ医学総合センター・ストレス外来も加わり、認知行動療法を活用した心理的支援も行える体制作りとなった。基礎研究では肥満関連動物モデル(遺伝子改変動物を含む)を作製し、代謝関連の基礎データを蓄積した。行動解析の系も野生型マウスでの検討を行った。Pyruvate carboxylase (Pcx)を、摂食亢進ペプチドであるAgRPニューロンCreマウスによりコンディショナルにノックアウトしたPcxΔAgRPマウスの解析では体重や摂食量に差は認められないが、耐糖能の改善およびインスリン感受性が良好である可能性が認められた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Neuronal cells derived from human induced pluripotent stem cells as a functional tool of melanocortin system.2017
Author(s)
Yamada-Goto N, Ochi Y, Katsuura G, Yamashita Y, Ebihara K, Noguchi M, Fujikura J, Taura D, Sone M, Hosoda K, Gottschall PE, Nakao K.
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Journal Title
Neuropeptides
Volume: S0143-4179
Pages: 30201-3
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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