2015 Fiscal Year Research-status Report
Happy Coding: 感情推定によるソフトウェア品質予測システムの開発
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15K00096
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
水野 修 京都工芸繊維大学, 情報工学・人間科学系, 准教授 (60314407)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ソースコード / 感情極性 / フォールト検出 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,サブテーマとして,ソフトウェアリポジトリ内に存在するドキュメントに対して開発者の感情推定が可能か否かを調査した.本サブテーマではリポジトリ内に存在するドキュメントから開発者の感情推定に必要な情報をマイニングすることが主目的となる.対象とするリポジトリとしては,バグデータベースやコードリポジトリ,コードレビューリポジトリなどが考えられたため,本年度はコードリポジトリ内のソースコードコミット時のコミットログを対象とした. 具体的には,コードコミット時のコミットログに対して,感情極性抽出手法(NLTK)を適用し,得られた感情極性とスナップショットに含まれるバグの有無の関係を調査した.調査の結果,一定の関連を見いだすことに成功した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現時点では,ほぼ当初の見込み通りに研究を実施している.上記の研究成果は国内の研究会において発表しており,今後発展させたものを国際会議等へと発表する予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
次年度以降は,引き続きサブテーマとして,感情推定結果がソフトウェアにおける重要な属性である品質や生産性に与える影響をモデル化していく予定である.同時に,感情極性が適用可能な分野をさらに広く探求する予定である.
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Causes of Carryover |
論文を投稿していた国際会議に採録されなかったため,約1回分相当の国際会議旅費が未使用となったため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
来年度以降に開催される国際会議への採録を目指し,積極的な投稿を行う.
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