2017 Fiscal Year Annual Research Report
Realization of watching system "Distributed TLIFES" utilizing smartphones
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15K00140
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| Research Institution | Meijo University |
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Principal Investigator |
渡邊 晃 名城大学, 理工学部, 教授 (50360235)
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2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 見守りシステム / エンドツーエンド通信 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
分散型TLIFESを構成する技術は、スマートフォンを利用した見守りシステムTLIFES（Total LIFE Support system)と、既存ネットワークの制約を一切除去するNTMobile(Network Traversal with Mobility)である。
TLIFESの機能の一部として行動判定の機能を充実させた。これまでは加速度センサだけで行動を判定していたが、揺れの少ない地下鉄などの乗車中の判定が難しかった。そこでモータに反応する磁気センサを併用することにより、乗車中の判定精度を大幅に向上させることに成功した。また、個人の位置情報が常に把握されていることを利用して、災害発生時の安否確認システムの基本機能を新たに追加した。
NTMobileについては、LINUXをベースにNAT越え通信や移動透過性を実現できることを確認した。
Androidへの移植とその確認を行い、既存のアプリケーションをそのまま利用できることを確認した。また、LINUXのTUNと呼ばれる仮想インタフェースを利用して、LINUXにおいても既存アプリケーションをそのまま利用できることを確認した。アプリケーションサーバや組み込み型家電のように本体を一切改造できない装置用に、外付けでNTMobile機能を代行するNTMアダプタを開発し、動作を検証した。
以上のことから、既存のTLIFESもそのままNTMobile上で動作させることができるメドを得た。これまでインターネット上に設置する必要のあったTLIFESサーバを、利用者が家族限定という条件のもとで、プライベートアドレス空間に設置することができる。少人数であればサーバは安価なハードウエアで実現できるので、システムとして十分有用性があると判断できる。
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