2015 Fiscal Year Research-status Report
異種サービス間における信頼性の高いユーザおよび情報検索コミュニケーション技術
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15K00162
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
河合 由起子 京都産業大学, コンピュータ理工学部, 准教授 (90399543)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ソーシャルデータマイニング / 情報推薦 / コミュニケーション / ナビゲーション |
Outline of Annual Research Achievements |
実空間と仮想空間との位置情報に基づくSNSデータとWebページの関連付け(要素技術1)ならびにユーザ特性抽出によるページとユーザの信頼性ランキング機構の基盤を開発した。具体的には、まず、対象データの取得ならびに分析を実施し、SNSデータとWebデータの相関性を検証した。SNSとしてTwitterを対象とし、位置情報付きツイートストリームデータの取得管理機能を実装した。次にツイートとWebページの関連付けならびに評価検証を行った。関連付け手法は、Webページから場所名を抽出し、場所名を緯度経度に変換し、半径d以内で発信された一定時間内のツイートを取得し、それらツイート集合から時空間に基づく重要度算出手法を開発し、場所名に関連する特徴語として抽出した。これにより、半径d以内で場所名が含まれていないが、感想や意見を含みかつノイズではなくその場所に関するツイートを取得できた(要素技術1)。最後に、位置情報に基づき取得しWebページと関連付けられた当該ツイートの提示機能を開発した。また、信頼性の高いユーザを発見するためには、ユーザ行動分析が必要となるため、ユーザが公開しているアクセス履歴をリアルタイム取得し、分析した。さらに情報交換時のリアルタイム処理として、複数クライアントのデータを非ブロッキングI/Oを使用したLong pollingによる非同期通信を採用し、検索・閲覧時さらに情報交換時のツイートストリームデータならびにWebログストリームデータを分析し、各種データを実時間で分析・抽出する仕組みを開発した(要素技術2)。以上の研究内容を、国内会議7件、国際会議7件、論文誌2件で成果発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初成果目標として国内会議3件、国際会議1件、論文誌1件を設定していたが、国内会議7件、国際会議7件、論文誌3件、受賞3件と、予定以上の成果を得ることができた。これは開発が予定以上に進み、多くの論文投稿に至ったことと、これら研究の新規性、有用性の高さが認められ、多くの論文が採択に至ったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画以上に進展しているため、平成28年度は、近年急速に普及しているスマートフォン等の携帯端末を用いたTwitterおよびWebサービスへの拡張を実施する。アクセシビリティの高いインタフェース(要素技術3)だけでなく、移動中のコンテクスト解析、コンテクストおよびユーザ特性を考慮した推薦やナビゲーション機能を研究開発する。 また、当初計画以上に進展したため、平成28年度の成果目標であった、国内会議4件、国際会議2件、論文誌1件も既に達成したため、発表旅費と論文誌出版費を次年度の平成29年度に一部移行予定である。
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Research Products
(17 results)
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[Presentation] 専門性を考慮した講義スライド再構成システムと検討2016
Author(s)
川北 久晴, 王 元元, 河合 由起子, 角谷 和俊
Organizer
第8回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM Forum 2016)
Place of Presentation
ヒルトン福岡シーホーク(福岡県・福岡市)
Year and Date
2016-02-29 – 2016-03-02
Int'l Joint Research
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[Presentation] Portraying Collective Spatial Attention in Twitter2015
Author(s)
Emilien Antoine, Adam Jatowt, Shoko Wakamiya, Yukiko Kawai, and Toyokazu Akiyama
Organizer
In Proc. of the 21th ACM SIGKDD International Conference on Knowledge Discovery and Data Mining (KDD 2015)
Place of Presentation
Sydney, Australia
Year and Date
2015-08-10 – 2015-08-13
Int'l Joint Research
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