2017 Fiscal Year Research-status Report
異種サービス間における信頼性の高いユーザおよび情報検索コミュニケーション技術
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15K00162
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
河合 由起子 京都産業大学, コンピュータ理工学部, 准教授 (90399543)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ソーシャルデータマイニング / ビッグデータ分析 / 時空間分析 / ユーザ行動分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、実空間と仮想空間の位置情報に基づき、各ユーザにとって信頼ある人および情報とを瞬時に同時発見し、情報を介して即時的に情報交換可能な検索・通信技術の研究開発を目的とする。実空間の位置はSNSデータを発生した携帯端末の緯度経度、仮想空間はWebページのURLである。 初年度は当初計画以上に進展し、実空間と仮想空間との位置情報に基づくSNSデータとWebページの関連付けおよびユーザ特性抽出によるページとユーザの信頼性ランキング機構を開発できた。また翌年度は端末だけでなく各種スマートフォン上のアバタ等提示手法によるアクセシビリティの高いインタフェースを開発した。その結果、SNSデータ対象領域を拡大でき、米国、日本に加えて欧州のジオタグ付きツイートストリーミングデータのビックデータの収集・管理につながった。欧州に拡張することで、これまで日本語と英語のみを対象としていたが、本年度は新たにフランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、オランダ語の多言語分析を行うに至った。さらに、米国と同じく欧州は移動距離が広く、時間と空間のモビリティ特性の高さが明らかとなったため、本年度はそれら多言語性とモビリティ性を考慮したアバタとなるユーザ特性の可視化Webシステムを構築した。また、データ収集の範囲にオーストラリア(メルボルン)、アジア圏内に拡張した。 以上、これらに関連する研究内容において本年度に国内会議4件、 国際会議3件、論文誌1件が採択された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は欧州のジオタグ付きツイートストリーミングデータから日本語と英語に新たにフランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、オランダ語の多言語分析を行った。また、欧州の時間と空間のモビリティ特性の高さより、多言語性とモビリティ性を考慮したユーザ特性を抽出し、それら多様なユーザを時空間の軸に基づき可視化したWebシステムを構築した。さらに、データ収集の範囲にオーストラリア(メルボルン)、アジア圏内に拡張した。 以上の成果として、当初成果目標として国内会議5件、国際会議2件、論文誌2件の設定をしていたが、国内会議4件、国際会議3件、論文誌1件、受賞1件の成果を得ることができ、おおむね順調に進んだ。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は今年度に採択された成果発表に加え、データ拡張によるビッグデータ分析を時空間ならびに多言語性を考慮することで群衆やユーザのこれまでにない特性抽出ならびに推薦や検索、可視化への適応を実現する。以上に関連して被験者実験調査費用、旅費を計上する。
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Causes of Carryover |
ビッグデータの時空間分析による信頼性の高い情報検索コミュニケーション技術の精度向上のため追加実験を実施し、その結果を今年度に発表を行う予定であったが、国際会議のため発表が次年度となり、今年度内に発表を行うことが出来なかった。よって次年度に発表するため延長申請をし、次年度の使用額が生じた。また、機械学習や深層学習の最新動向を調査し、さらなる精度向上をはかるための被験者実験調査ならびに学会参加も行う。
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Research Products
(8 results)