2017 Fiscal Year Annual Research Report
Person Authentication Using Evoked Brain Waves by Unnoticeable Visual or Auditory Stimuli
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15K00184
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| Research Institution | Tottori University |
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Principal Investigator |
中西 功 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (80243377)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | バイオメトリクス |
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| Outline of Annual Research Achievements |
・視覚閾下刺激による誘発脳波を用いた個人認証に関しては，特徴抽出として，連続ウェーブレット変換による時間－周波数解析を導入することを試みた．現在用いている刺激は，動画中に１秒毎に挿入される高速表示（8ms）のフレームであるため，時間－周波数解析の導入が可能である．ただし，刺激提示と脳波測定は同期できないので，照合を行う際は，時間－周波数解析結果の時間軸を回転させ，相関を取り，相関値が一番大きい場合に同期することとした．なお，そのようにして同期させた解析結果により照合する部分の実装は間に合わなかった．今後はその部分の実装が課題である．また，個人関連刺激の導入も未実現であり，今後の課題である．
・聴覚閾下刺激による誘発脳波を用いた個人認証に関しては，認証性能向上に関する様々な手法の導入を試みた．一つは，α波帯域の脳波スペクトルは，それ以外の帯域に比べると圧倒的に大きく，その振る舞いが支配的となってしまうため，スペクトルを対数変換することを導入した．また，一つの電極だけの結果により照合するのでなく，複数の電極からの結果を融合することも導入した．これらにより被験者10名の場合であるが，本人拒否率と他人受け入れ率が等しくなる，等誤り率を２９％に改善できることを見出した．さらに，多数決でなく，サポートベクターマシンを導入することで等誤り率を２３％にまで改善できることも見出した．今後は被験者の数を増やしての評価が課題である．
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