2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
15K00217
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Research Institution | Ehime Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
仲渡 江美 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授(移行) (30509211)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 化粧顔 / 頭部近赤外光計測装置 / 魅力 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は,刺激画像作成,および本実験での実験手続きの検討を行った. まず,刺激画像作成にあたり,20代の女性80名のモデルにメイクアップアーティストがメイクを施術した.メイクの種類は,就活メイクで,基礎化粧,下地,パウダー,アイブロー,アイシャドー,マスカラ,チーク,リップを,全女性モデル1名ずつ同じ方法で施した.施術に要した時間は,1名につき20分であった.モデル1名につき,2,000円のクオカードを謝礼として支払った.またメイクアップアーティストのメイク施術費用として,モデル1名につき6,000円の謝礼を支払った.顔画像として,メイクを施す前のモデルのノーメイクの素顔の写真を撮影し,メイク施術後に化粧顔の写真撮影を実施した.撮影場所には,撮影用の照明を設定し,モデルは無表情で撮影された. 撮影した写真は,画像処理ソフト(Adobe Photoshop)を用いて,背景の輝度や画像の大きさを統一し実験刺激用に加工した. その後,刺激選定のため,女子大学生2名の協力により,撮影した化粧顔刺激の魅力度について5段階評価(1;あまり魅力的でない~5;とても魅力的である)を実施した.顔画像は刺激提示用ノート型パソコンを用いて提示し,評価用紙に各画像の魅力度を1つ選択し記入した.それら評価の結果,魅力度の高い化粧顔の女性10名の顔画像(素顔,化粧顔)を実験に用いることにした. 刺激の選定後,頭部近赤外光計測装置(HOT121B. 日立製作所製)を使用し,刺激の提示時間やベース刺激の選定を行った.頭部近赤外光計測装置を用いた実験実施に向けて準備作業を進めた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
最終年度の目標である頭部近赤外光計測装置を用いた実験実施,データ分析,論文執筆に向けて準備が整っており,計画通りに研究が進んでいると考える.
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Strategy for Future Research Activity |
夏季の長期休みに入る前に頭部近赤外光計測装置を用いた実験を実施・終了し,長期休み中に集中してデータ分析を行うことで,効率よく論文執筆が行えるように,計画を進めていく予定である.
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Causes of Carryover |
前任校での非常勤講師や本務校における教育活動が多忙であったため,今年度は情報収集のために国際学会に参加することが難しく,国際学会への参加渡航費の予算が消化できなかったため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
国際学会への参加・成果発表のための渡航費,参加費に使用する予定である.
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Research Products
(2 results)