2017 Fiscal Year Annual Research Report
Effects of group size on leadership in interaction
Project/Area Number |
15K00219
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Research Institution | Tezukayama University |
Principal Investigator |
鈴木 紀子 帝塚山大学, 経営学部, 講師 (80374106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 紀子 同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (00391863)
阪田 真己子 同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (10352551)
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Project Period (FY) |
2015-10-21 – 2018-03-31
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Keywords | 共同作業 / マルチモーダルインタラクション / 参加人数の違い / 課題達成度 / 作業満足度 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は主に、直接対面型の共同作業である家具組立課題について検討を行った。 この研究における家具組立課題とは、制限時間は設けずに市販の組立家具を完成させるという目標達成型の課題である。参加者が1~5名の場合について、それぞれ5~7組規模で実験を実施し、比較分析を行った。課題の成否については、1名では家具の組立が完成まで至らない場合が多く、3名・5名では全ての組で完成することができた。課題終了時間については、1~2名の場合よりも、2~5名の場合の方がより短かい時間で終了していた。1分あたりに組み立て部品を手に取る時間については、参加人数が多いほど短い時間となっていた。一方、作業満足度については、1名の場合よりも2名以上の場合に高い値を示した。また、課題終了時における実験参加者の組み立て家具に対する接触行動の有無を調べたところ、参加人数が多い組ほど家具に対して軽く叩く・手を添える・なでるといった接触行動が多く引き出されていることが観察された。これより、家具の組立においては、参加人数の多い方が各参加者の負担が少なく・作業満足度が高く・課題終了時の接触行動が多く、かつ短い時間で完成にまで至るのではないかという可能性が示唆された。 他に、参加人数が1~3名の場合におけるドラムによる多人数インタラクションが参加者の生理反応に与える影響および聞き手の態度や話者の母国語がコミュニケーション方略に与える影響についても検討を行った。
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Research Products
(10 results)