2018 Fiscal Year Annual Research Report
Work support system using user situation and intention estimation by behavior observation
Project/Area Number |
15K00382
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
櫻井 義尚 明治大学, 総合数理学部, 専任准教授 (30408653)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 機械学習 / データマイニング / 感性工学 / 意思決定支援システム / 自然言語処理 / 対話システム / ディープラーニング / 行動予測 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、機械の中に気の利いた秘書が居るかの如くユーザの状況や意図を理解して意志決定に必要な情報提供を行うWeb知能型エージェントの開発である。 この実現には、ユーザの意図を推定する推論アルゴリズムの確立が重要となる。最終年度は音声、テキスト情報に基づいた自然言語処理によるユーザの状況推定技術を用いたエージェントシステムの応用、評価を中心に研究を行った。 具体的には、音声対話による意図理解、テキスト情報に基づいた状況・意図理解に向けて、ユーザの目的理解とそれらの情報に基づいて対話を行うカウンセリングエージェントの研究を進めた。ユーザと雑談対話を続けるためには、対話内容を理解するため、一般的に様々なドメインの知識をカバーした巨大な知識ベースを必要とする。しかしながら、提案するカウンセリングエージェントは来談者中心療法に基づいたカウンセリング知識を用いることにより、ドメイン知識を用いずに対話を進めることができる。また、日本特有の頷きなどのノンバーバルなコミュニケーションを無機物である人工知能エージェントに導入することによる心理的効果の検証などを行った。これらの音声認識に基づいて対話を行うカウンセリングエージェントシステムの研究成果はIEEEが主催する多数の国際会議において発表し、最終的にはSpringerの国際ジャーナルに採択された。 また、テキスト情報からのユーザ状況推定エンジン開発のため、ディープラーニングを用いた自然言語処理についての研究を進めた。特に、ユーザのプロファイル情報とメール文章などのテキスト情報から行動予測を行うもので、最終的に会員制サイトにおけるVoice of Customerから退会行動の予測などの応用研究を行い、こちらも国際会議において発表を行った。
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[Journal Article] VICA, a visual counseling agent for emotional distress2019
Author(s)
Sakurai Yoshitaka、Ikegami Yukino、Sakai Motoki、Fujikawa Hiroshi、Tsuruta Setsuo、Gonzalez Avelino J.、Sakurai Eriko、Damiani Ernesto、Kutics Andrea、Knauf Rainer、Frati Fulvio
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Journal Title
Journal of Ambient Intelligence and Humanized Computing
Volume: DOI 10.1007/s12652-019-01180-x
Pages: 1-13
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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