2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of The Ubiquitous Greenhouse as a teaching content for technology education in junior high schools
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15K00481
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
渡辺 健次 広島大学, 教育学研究科, 教授 (00220880)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | プロジェクト型学習支援システム / インターネット / センサー / 技術教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
開発したユビキタス植生ハウスを題材とした授業実践を計画し、実施した。4つの分野を学習するために、ユビキタス植生ハウスの製作にあたり、次の内容を取り扱うこととした。 A材料の加工に関する技術では、百葉箱の製作を通して学習するようにした。百葉箱を製作するにあたって、百葉箱の目的や条件に応じて製作品を設計し、設計図通りに組み立てることとした。Bエネルギー変換に関する技術では、SSR回路の作成を通して学習することとした。SSR回路を作成するにあたって、はんだごてを適切に扱い回路を作成し、電流計を用いて作成した回路が適切にはんだ付けを行えたかを確認するために導通チェックを行うこととした。C生物育成に関する技術では、気象条件の違いを意識しながら再現する遠隔地を選択し、目的や条件に応じた栽培計画を立てることとした。D情報に関する技術では、順次、分岐、反復処理を用いてプログラムを作成し、遠隔地の温湿度を再現する目的を達成するために、適切に家電製品を制御することとした。 計画した授業実践を、授業計画の1時間目から2時間目を平成29年4月10日から5月1日、3時間目から7時間目を10月23日から平成30年1月22日まで広島大学附属福山中学校の3年生計115名を対象に実施した。植物育成実験は平成29年11月27日から12月8日までと、12月11日から12月22日までの計2回行った。 授業後のアンケート調査により、多くの生徒は、ユビキタス植生ハウスの製作を通し、技術科の4つの分野を意欲的に取り組みながら、総合的に学習したことが示唆され、教材として有効に活用することが示された。
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Research Products
(4 results)