2018 Fiscal Year Annual Research Report
A study of supporting system for cross-disciplinary PBL class for engineering design education
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15K00486
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Research Institution | Akita University of Art |
Principal Investigator |
野村 松信 秋田公立美術大学, 美術学部, 教授 (40279534)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須藤 秀紹 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 准教授 (90352525)
坂本 牧葉 岐阜市立女子短期大学, その他部局等, 講師 (20622848)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | PBL学習 / エンジニアリングデザイン教育 / コラボレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は計画通り,日本・タイ・台湾・中国国籍の学生による国際エンジニアリングデザインワークショップ(IEDC2019 in Akita, Japan)を実施した。今回は情報工学,物流工学,機械工学,デザイン,美術の学生が協力して取り組める課題として「伝統工芸とIoT」というシナリオを設定した。ワークショップでは,学生自身による参加前後の自己能力評価や指導教員らによる成果物に対する評価等のデータを収集した。これらのデータを分析することで,すでに開発済みである「異分野間共同作業における相乗効果を導出するための数理モデル」に改良を加え,編入時の単位互換支援システムの開発に活用する。 参加学生のシラバスを分析した結果,カリキュラムは専門分野ごとの違いが大きく,現段階では科目間のギャップを埋めることが困難であることが分かった。そこでシナリオを自動生成する計画を変更し,手動で生成することとした。手動でもシナリオ制作には問題が無いが,引き続いて2018年度のワークショップで収集したデータを分析し,学習シナリオの自動生成アルゴリズム開発を進める。また,異なるシラバスを統一的に扱えるようオントロジーとして知識化した結果,編入学時の単位互換システムに援用できることが分かった。そこで,「異分野間共同作業における相乗効果を導出するための数理モデル」を用いた単位互換支援システムを開発し,その効果を確認した。その結果,異なる学部学科の科目を比較して,それらの中から互換可能な科目を推定できることが分かった。 今後は,さらに分析するシラバスのサンプルデータを増やして,システムの精度を実用可能なまでに高めることが目標であり,シナリオの自動生成についても研究をすすめる予定である。ワークショップは今後も国内外で開催を予定しており,評価データの収集と検証に取り組む計画である。研究成果は,国際会議などで発表した。
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Remarks |
IEDC2019開催に関する参加者への情報提供および実施結果を公開
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Research Products
(17 results)