2015 Fiscal Year Research-status Report
ユーザ間での合意形成過程解析による学習支援機能の実現
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15K00495
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
吉江 修 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20200933)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 合意形成 / 教育支援 / 多人数インタラクション |
Outline of Annual Research Achievements |
人とロボットとが物理的に共存する空間内で学習支援が行われる場合を想定し、認知面からも考察を行い、お互いの相互作用について設計、実装を行う必要があることから、認知空間共有という概念を提唱し、このモデルおよび共有技術について検討することが重要であると考えられる。このような観点から、まず今年度は、学習時における人の情報処理および行動に関するモデル理論構築、人とそれを支援するロボットの認知空間共有技術の開発、ロボットの機能・性質を支配するモバイルコードの開発およびその管理手法の検討を行った。とくに、学習者を観測し、その情報をクラウド上に転送し、人工知能技術により解析するためのフレームワークが完成した。これにより、学習者の音声からの感情抽出、顔画像・ジェスチャ動画からの感情抽出、多人数インタラクション時における議論の場解析、合意形成解析等に取り組むための準備が整ったと言える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
学習者の内部状態を推定するための音声認識、感情推定、理解度モデル等のソフトウェア面、学習環境を観測するためのロボットをはじめとするハードウェア面の双方において、順調に研究が進行したため。
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Strategy for Future Research Activity |
学習環境下で、人が行っている情報処理に関する知見と、インタラクション(とくに多人数インタラクション)のモデルをロボットに実装可能な形式で構成する。さらに、これを人とロボットとが物理的、認知的に共存する場面に活かす方法について、実証実験を含めて検討する。このために、次年度は多人数学習者間で行われる意見交換、情報共有時に合意形成のプロセスを解析するためのより詳細な検討と、モデル構築を行う。
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Causes of Carryover |
予算執行上、少額の端数が発生したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2016年度予算に組み入れて使用する。
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