2017 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of quantitative evaluation method of reporting exercise evaluation and development of exercise evaluation program
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15K00500
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
大木 優 近畿大学, 産業理工学部, 教授 (80411651)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 学習支援システム |
Outline of Annual Research Achievements |
パソコンを使った演習中の学習者のキー入力をもとに、演習の取組み具合を定量的に算出する研究を行った。パソコンを使った演習では、コピペが行われる、あるいは演習に真面目に取組まない、ことが指摘されており、学生の学力低下の要因の一つとなる可能性がある。本研究では、特に、キーとマウスの入力数から、演習を真面目に取り組んだかを定量的に推定する方法を開発した。 演習評価プログラムは、キー入力とアプリケーションの記録から、演習取り組みの評価レポートを提示する。このレポートは、演習者のキー入力とマウスのクリック数を演習で使用する可能性があるアプリケーションとそうでないアプリケーションに分けて、5分ごとの累積数をグラフ化する。このレポートは、演習終了後に演習者より提出させている。このグラフを見ることにより、演習の取り組み具合が、ある程度、推測できる。 本研究では、グラフを見ずに、取り組み具合を定量的に提示する方法を開発した。本研究では、学生が演習したデータを使って特徴量の分布を出し、平均からの外れ具合で、受講態度を定量的に推定する。推定基準としては、2シグマ(標準偏差)より外れた場合、受講態度に問題があると判断した。 本研究で使用した主な特徴量は次の通りである。(1)演習時間(2)指定アプリケーションへの全体での文字入力数(3)5分おきの平均キー入力数の指標(4)全キー入力数に対する指定アプリケーションへのキー入力比率(5)指定アプリケーションへのキー入力の平均ヒストグラムからの距離 これらの特徴量が標準偏差より外れていれば、重みを付けて加えることにより、演習の取り組み具合の定量的評価値の算出を行う。
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Research Products
(1 results)