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2015 Fiscal Year Research-status Report

地域の精密な環境情報を使用したデータビジュアライズの公共空間への応用

Research Project

Project/Area Number 15K00688
Research InstitutionSapporo City University

Principal Investigator

石田 勝也  札幌市立大学, デザイン学部, 講師 (80588468)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywordsデータビジュアライズ / サウンドアンドビジュアル / パブリックスペース / メディア空間 / デジタルサイネージ
Outline of Annual Research Achievements

本研究では札幌市全10区の任意の地点における環境情報(音、温湿度、光等)をサウンディング、ビジュアライズし、札幌市中心部地下歩行空間のメディアゾーンにおいて公開する。これはデータビジュアライゼーション、メディアアートの技術を使用し、公共空間における環境情報の提供をよりわかりやすく、楽しめるものとしての表現を研究するものである。
昨年度は各地点の環境情報の取得を目的とした簡易センサーユニットを制作するため、気温、気圧、照度、騒音等の各種センサーの精査作業及び、AVRマイコン、入出力ポートを備えた基板であるArduinoのシステム構築を基本の作業として行った。
特に、各地点での環境情報の取得はセンサーの制度によって差が生じるため、正確な情報の取得方法およびそのセンサーの選定を継続してセンサーユニットのプロトタイプを制作してきた。また、ソーラーパネルを使った有効なユニットは北海道という冬場に気象条件が大きく変わる地域においてどのように風雪に耐え、季節変動に左右されない構造とするのかが非常に重要な要素となり得るため、パブリックスペースにおける通年の情報提供が出来るような強さを持ったユニットの製作を進めている。さらにセンサーの取得情報を処理するArduinoのシステムにおいてはその安定的なシステム構築が重要であり、電源供給をどのようなシステムとするのか、また、取得したデータをどのように安定的に通信するのかが大きな課題となる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

現行ではソーラーパネルを使用したバッテリーシステムをユニットボックスに圧着格納し、スタンドアローンでのセンサーユニットの起動状況を確認しつつ、各センサーによる環境情報の正確な取得方法を研究継続している。さらに、センサーユニットの精査終了後には各地点に設置する機器(少なくとも60個以上)の制作を行う。

Strategy for Future Research Activity

データの送信方法として一般のwifiシステムを使用しつつ、現状wifi環境が用意されている場所での確認を行った。今後はセンサーユニットの機器確定とセンサーユニット設置場所の選定、ユニットの更なる制作を進めていく。
さらにパブリックスペースにおける環境情報の適正なビジュアル化、取得データのオープンソース化を含め、サウンドアンドビジュアルの可能性を探っていく。

Causes of Carryover

昨年度、センサーユニットのプロトタイプ製作、センサーの精査に時間がかかってしまい、購入物品の選定が遅れてしまった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

今年度にはセンサーユニットの各部品の確定を行い、全年度購入できなかった物品の購入、センサーユニットの制作を行う。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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