2018 Fiscal Year Annual Research Report
A study on service learning for social contribution of home economics education
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15K00738
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
増田 啓子 常葉大学, 保育学部, 教授 (20387533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
良知 恵美子 常葉大学, 外国語学部, 教授 (10230856)
田崎 裕美 静岡福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70352854)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | サービス・ラーニング / 実践報告 / 高等教育機関 / サービス・ラーニングセンター |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度の前半は昨年度までに実施した、米国のサービス・ラーニングの実態を参考とし、日本で2件の実践の試行を行った。1つは保育系科目における実践であり、社会貢献活動を課題として出題し、授業の中で得た知識を活用させるものである。もう一つは福祉系科目において、入学して卒業するまでに段階別にサービス・ラーニングを実践していくものである。その結果を日本家政学会第70大会でポスター発表および口頭発表を行い、日本国内の研究者と意見交換を行った。 さらに、サービス・ラーニングを推進するための施設である、サービス・ラーニングセンターを訪問し、関係者からヒアリングを行った。国内のサービス・ラーニングセンターとして歴史がある立命館大学のサービス・ラーニングセンターにおいて、どのような活動を実施しているのか、学生への働きかけや具体的な活動について取材した。また、米国のサービス・ラーニングセンターとして歴史がある、シアトルパシフィック大学のジョン・ポプキンスセンターを訪問し、学生リーダーにインタビューを行った。また当大学の教員である、シャリーン・カトウ教授に実践についてインタビューを行った。 年度末には、4年間の研究の成果を報告するとともに、日本の大学でサービス・ラーニングを実践している大学教員を募集し、事例報告会を企画し開催した。領域は多岐にわたり、外国語系分野や保育系分野、福祉系分野における発表が行われ、一般市民も含めて意見交流を行った。発表を行った教員に原稿を依頼し、実践内容をまとめる報告書を作成し、関係各所に配布した。
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