2017 Fiscal Year Research-status Report
食塩感受性高血圧における腎障害とn-3系多価不飽和脂肪酸摂取の機能解析
Project/Area Number |
15K00869
|
Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
内藤 由紀子 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (80426428)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 高血圧 / 腎臓病 / 多価不飽和脂肪酸 |
Outline of Annual Research Achievements |
慢性腎臓病(CKD)患者数は世界的に増加し、国内でも1300万人を超えている。疾患進行により、浮腫、顕著な高血圧、尿毒症等の症状があらわれるが、疾患本体の治療は困難であり、対症療法や透析による疾患進行抑制が行われる。そこで新規予防・治療法の開発を目指し、抗炎症、抗酸化ストレス作用を有するオメガ-3多価不飽和脂肪酸摂取によるCKDに対する作用を調べることを目的として本研究を進めている。食塩感受性高血圧誘発CKDモデル動物を用いて、オメガ-3多価不飽和脂肪酸であるエイコサペンタエン酸を摂取させる実験を行っている。本実験に移行したが実験は遅延している。したがって研究計画を変更し、補助事業期間を延長し、継続して研究中である。なお、関連研究の成果の一部を学会で報告した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
所属機関の異動により研究環境整備に時間を要したこと、および他の業務量とのアンバランスにより遅延している。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究の遅延となった原因が改善する見通しがあることから、研究計画を変更して補助事業期間の延長を申請したところ承認されたため、今後も継続して研究を進めている。
|
Causes of Carryover |
研究計画の遅延により支出も滞り、次年度使用額が生じた。次年度は遅延の原因の改善が見込めたので研究計画を変更し、補助事業期間の延長を申請したところこれが承認された。したがって引き続き研究を進め、効率よく助成金を使用していく。
|
Research Products
(3 results)