2016 Fiscal Year Research-status Report
時間栄養学を活用した交代勤務者のための食事調査票と指導法開発についての研究
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15K00906
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Research Institution | Department of Clinical Research, National Hospital Organization Kyoto Medical Center |
Principal Investigator |
大原 こころ (津崎こころ) 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究員 (80450881)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂根 直樹 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究室長(予防医学) (40335443)
小谷 和彦 自治医科大学, 医学部, 教授 (60335510)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 時間栄養学 / 交代勤務 / 食事調査 / 食事指導 / 生活習慣病 |
Outline of Annual Research Achievements |
医療従事者や工場などの交代勤務者では,日勤勤務者と比較して,肥満やメタボリックシンドロームのリスクが高くなることが報告されている.さらに,心血管発症リスクが2倍以上高いことも報告されており,これらは最近,時間生物学と栄養学が融合した「時間栄養学」の観点から,不規則な生活リズムが肥満などを引き起こすメカニズムなどが解明されてきたが,交代勤務者の生活パターンを反映できるような食事調査票はまだ開発されていない。 本年度は,研究協力施設に勤務する男性の日勤勤務者のうち,過体重ならびに肥満を有する者25名(平均年齢46.5±9.6歳,平均BMI 26.2±2.7kg/m2)を対象に,新しく開発した食事調査票から得られた食事量ならびに生活パターンをもとに解析を行った.単相関より,BMIと摂取エネルギー量(朝,昼,夜,間食,それぞれ平日と休日)に相関は認められなかったが,食事時間において平日の朝食時間と負の相関が認められた(P=0.03)。さらに,朝食時間を中央値で早い群と遅い群に分けて比較すると,朝食時間の遅い群は夕食に占めるエネルギー比が有意に高かった(P=0.01)。本年度は9月より産休ならびに育休を取得したため研究が中断している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
協力施設の拡大を図ったが,まとまった人数での調査が難航したことと,研究者自身が9月より産前産後休業ならびに育児休業の取得による研究中断が決定し,当該年の活動計画を立てるにあたり協力施設とのスケジュールに合わせることが困難となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
協力施設と再度,活動計画を練り直すとともに,新規食事調査票の妥当性を検討するため対象者を増やすことをまず目標とする.次に,専門的知識を有する管理栄養士などと協力し,対象者への聞き取りなどで集積してきている情報を基に「交代勤務者向け食事指導マニュアル」を完成させる.さらに,医師,保健師,管理栄養士,研究員による講義,グループ支援ならびに個別指導を組み込んだ生活習慣病予防プログラムを日勤勤務者ならびに交代勤務者へ実施し,新しく開発した食事指導法が確立できるよう協力施設側のスタッフとの連携を密に取りながら検討していく.
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Causes of Carryover |
研究者自身が9月より産前産後休業ならびに育児休業を取得したため研究が中断することが決定し,当該当年の活動計画を立てるにあたり協力施設とのスケジュールと合わせることが困難であったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
協力施設と再度,活動計画を練り直ために打ち合わせ等を実施する。新規食事調査票を用いた聞き取り調査ならびに食事分析については専門的な知識を有する者(管理栄養士)へ依頼する。
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Research Products
(2 results)