2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of origami teaching materials to enhance the ability to correctly recognize shapes of figures and solid objects
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15K00951
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| Research Institution | Anan National College of Technology |
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Principal Investigator |
川崎 敏和 阿南工業高等専門学校, 創造技術工学科, 教授 (90186081)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫛田 雅弘 阿南工業高等専門学校, 創造技術工学科, 准教授 (80214948)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 折り紙 / 図形認識力 / 教育 / ものづくり |
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| Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、2017年マイベスト作品「パヒューム」を筆頭に「星の雫」、「クリスタル」、「ダイヤモンドＢＯＸ」、「和傘」、「マリーゴールド」、「カーネーションＢＯＸ」などの新作折り紙を開発して、日本折紙学会主催の３コンベンション（高槻、佐賀、東京）、第11回折り紙教育を考える会広島大会、日本折紙学会誌、日本折紙協会支部さぬき折り紙会研修会、筑後支部研修会、阿南高専公開講座などで報告するとともに周知に努めた。実物を広げて折り線構造を分析して再現するスタイルでは、『折ってみたい！』という気持ちを生じさせることが極めて重要である。そのため光沢紙を用いるなど作品の見た目に重きを置いてキットを完成させた。また、笠原邦彦作「スノーフレーク」はその種類を30以上に増やすとともに、統一した折り図にまとめあげた。本研究で誕生した折り紙作品は、Eテレの番組『オリガミの魔女と博士の四角い時間』でも博士の部屋のインテリアに使用されている。研究成果を社会に還元するために、朝日出版社から出版するための準備を進めているところである。
本研究が認められて、日本折紙学会編「折紙事典」（朝倉書店）で報告者は数学部門だけでなく教育部門の執筆も任された。本研究に関する記述に２ページを割いて執筆し終えた。さらに、放送大学（平成３０年６月）、日本折紙協会京都支部（９月）やアルゼンチンのコンベンション（１０月招待講演）などの機会を利用して普及に努める。
折紙史上類例のない『完成した折り紙作品を広げて新たな色紙で再現する』というスタイルは学生を夢中にさせるほどの教育効果がある。ただ、研究を始めて３年と日が浅いため継続した研究により更なる成果が期待される。区切りがついたところで森北出版での出版を計画している。また、かねてより執筆を依頼されている中公新書でも紹介することにしている。
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Research Products
(9 results)
