2015 Fiscal Year Research-status Report
社会人・地域住民向け3次元CAD設計技術者養成を目指した環境構築と教材開発
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15K00989
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
金 炯秀 日本大学, 理工学部, 助教 (00440040)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 教育支援 / 社会人・地域住民 / 3次元CAD専門資格 / eラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,社会人・地域住民および聞こえの不自由な方(以下、聴覚障害者)を対象とし,3次元CAD 設計技術者養成を目指した環境構築と教材(eラーニング教材を含む)開発を行い,①再就職のために特定の知識や機能の習得支援,②「生涯学習」への学び場の提供,③自立や社会進出をサポートすることを目的とする.本年度は,課題1の「3次元CAD 設計技術者養成に必要な専門科目の授業風景を撮影・編集を行いWEBに公開」のうち「3次元CAD 設計技術者養成に必要な専門科目(材料力学I・II)の授業風景を撮影・編集作業(ファイル形式の変換も含む)に着手した.材料力学Iを13回,材料力学IIを13回,計26回の授業を撮影・編集を行い,WEBに公開できる準備を行った.また,研究成果を公開するために,既有のWEBサーバーの補修なども行っており,次年度にはWEBサーバー構築が完了となる見通しである. 次に,本学学生を対象に,3次元CAD専門資格(CATIA認定技術者)取得講座を開講し,約120時間の無料講座を行った.資格取得者は205名で,合格率は約9割程度であった.この講座では合格率を上げるために講座中に,行った操作内容を音声付(一部テロップ付き)動画テキストとして製作し,本学eラーニングサーバー(WebClass)に公開した.また,「Part Design Specialist」については模擬試験システムをWebClass に構築し,受験前には必ず模擬試験を受けてから受験するよう配慮した. 最後に,2015年10月から本学で3次元CAD専門資格試験が実施できる,テストセンターとして,認定を受けた.今後本学学生のみならず,社会人・地域住民達も本学で受験できるようにしたい.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
3次元CAD設計技術者養成に必要な専門科目の授業風景撮影を開始しており,撮影・編集技術の習得やWEBサーバーの補修を行った.また,本学学生を対象に3次元CAD専門資格取得講座を開催するなど,着実に研究成果の蓄積が行われており,研究計画通り研究課題を進めている.
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Strategy for Future Research Activity |
現在までには研究課題を進める上で特に問題は起こっていないので,研究計画通り進める予定である.今後,研究課題遂行に問題が発生した場合は,学会発表や組織内での研究集会での討論を行い解決策を検討する.
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Causes of Carryover |
次年度に既有のWEBサーバーの補修(メモリー増設など)を行うため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
サーバー用メモリを購入する予定である.
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Research Products
(2 results)