2016 Fiscal Year Research-status Report
理系女子を地方都市から輩出するための大学・高校・中学の3世代間交流に関する研究
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15K01002
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Research Institution | Kanazawa Technical College |
Principal Investigator |
高橋 丈雄 金沢工業高等専門学校, 一般教科, 教授 (50625150)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹俣 一也 金沢工業高等専門学校, グローバル情報学科, 教授 (50167491)
南出 章幸 金沢工業高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (20259849)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 科学コミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は協調的な問題解決スキルを身につける科学教育プログラムを地域連携活動において構築する。さらにそのプログラムは、地域のかかえる女性エンジニア不足を支援するために女子の理系進路選択に寄与できるものとする。具体的には女子大学生が推進するプロジェクトに女子高校生が参画し、理系進路選択の契機とする。プロジェクトは地域の科学啓蒙イベントを運営するものとし、中学生がゲスト(これに関しては男子・女子は不問とし広く参加してもらう)となる。世代の異なる者同士が集まり、プロジェクトを進めることで協調的な問題解決スキルを身につける。科学について話の花を咲かせる体制をつくることで、高校生の理系進路選択を思考する機会を増加させる。地域の中学生は科学啓蒙イベントに参加し、それを科学系の部活として楽しむ機会を得ることができる。本研究では大学・高校・中学の3世代間の学生・生徒の交流を通して科学に対して広角的な興味を持つようにし、特に女子生徒の理系進路選択を支援していこうというものである。 平成28年度は昨年度に引き続き、以下について実施した。1)小規模空間でコミュニケーションを重視した科学啓蒙活動を実施するプロジェクトを検討し整備した。学生・生徒が1名に対して来場者が2名程度の規模を想定し、科学をテーマできる実験や工作講座を検討した。2)ユニバーサルデザインをテーマにチーム活動を実施するプロジェクトを検討・整備した。高齢者に使いやすいカップをチームでデザインするためのプロジェクトについて検討した。3)宇宙紀行ソフトMitakaを操作しながら独自のシナリオを披露するものを検討・整備し、高齢者施設での慰問において実践した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度と同様に今年度も自治体系科学イベントにおいて小規模空間の科学啓蒙講座を実施できたため。また、大学・高校・中学の3世代間交流によるデザインプロジェクトが実施できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定通りに推進する。次年度は今年度と同様に小規模空間の科学啓蒙講座や大学・高校・中学の3世代間交流によるデザインプロジェクトを実施する。
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Causes of Carryover |
今年度購入を予定していたデザインプロジェクトにおける取材用・教材開発用機材購入を見合わせたためである。機種変更に関する調査に時間を要したためである。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度中に購入する予定であった機材を次年度において購入する。これは研究推進の順序に変更が生じたためであり、研究全体の進捗における影響はない。
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