2017 Fiscal Year Research-status Report
ゴールベースシナリオ(GBS)理論によるメタボリック症候群向けeラーニングの開発
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15K01079
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
都竹 茂樹 熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授 (70467869)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | トレーニング科学 / 教育工学 / LMS / ゴールベースシナリオ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「行動・経験を通じて能動的な学びを促すシナリオ型教材の設計理論」であるゴールベースシナリオ理論を新たに取り入れることで、 ・病識に乏しく、生活習慣改善のモチベーションが低いハイリスク者であっても成果が期待でき、 低コストかつ時間的・地理的制約も少ないeラーニング(遠隔型保健指導)を開発し、メタボリック症候群の予防・改善、ひいては我が国の医療費削減へ寄与することである。 3年目は、eラーニング学習管理システムLMS(Learning management system)による保健指導の効果を検証した。自分の体重を負荷にした筋力トレーニング3種目と「和食・よく噛む・お茶お水」もしくは「和食・よく噛む・とるなら至福の完食」の3課題を1ヶ月間実施したところ、参加332名のうち約4割が1ヶ月間継続し、腹囲2.1cm減、体重1.0kgと改善が認められた。継続率は、開始時に2時間半の対面指導(スクーリング)を受講した者が60%、不参加者は30%と大きな差が認められた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象者が332名と多人数になり分析に時間がかかったこと、シナリオの作成・形成的評価に時間がかかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は脱落者の実態調査、インタビュー、脱落者防止の方策(対面指導のオンライン化)など効果が期待でき継続を促す方法を検討する。あわせて最終年度の平成30年度は、本研究の主要な目的である、ゴールベースシナリオを活用したプログラムを作成し、その効果を検証する予定である。
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Causes of Carryover |
研究期間を1年間延長し、研究目的であるゴールベースシナリオの形成的評価、開発に取り組む。使用計画としては、開発費(物品費)、情報収集、研究成果のための旅費を予定している。
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Research Products
(5 results)