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2015 Fiscal Year Research-status Report

ICTと印象評価を用いた美術鑑賞支援ツールの開発

Research Project

Project/Area Number 15K01106
Research InstitutionShohoku College

Principal Investigator

森崎 巧一  湘北短期大学, その他部局等, 講師 (30405724)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大海 悠太  東京工芸大学, 工学部, 助教 (60571057)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2017-03-31
KeywordsICT / 印象評価 / 美術鑑賞
Outline of Annual Research Achievements

本年度は、鑑賞者がモバイル端末を利用して美術作品に対する印象を容易に入力できる「印象評価ツール」と、ツールから入力された印象をサーバサイドで自動的に分析し、主成分分析などを行った結果をモバイル端末上で確認できる「印象分析ツール」を開発した。
印象評価ツールでは、サーバサイド技術を活用し、モバイル端末で印象を容易に回答できるインタフェースを開発した。鑑賞者は、モバイル端末のWebブラウザで美術鑑賞支援ツール(Webサイト)にアクセスし、印象評価を入力するインターフェースを表示する。インタフェースはレスポンシブデザインを導入し、スマートフォンやタブレット端末など、様々な種類の機器や画面サイズに対応できるようにした。
印象分析ツールでは、印象評価ツールと同様、サーバサイド技術を活用し、サーバ上で印象評価データの分析処理を行うシステムを開発した。鑑賞者が回答した印象評価データをサーバサイドで分析し(主成分分析やクラスター分析)、モバイル端末上で分析結果をビジュアルに表示できるようにした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究分担者及び研究協力者とは絶えずミーティングを行い、当初の方針通りに進めてきた。まず、印象評価ツールと印象分析ツールの全体的なイメージを作成し、次に、先行研究の「印象評価サポートツール」を参考にしながら、本研究独自のインタフェース及び内部処理システムの開発を進めた。最終的には、鑑賞者がモバイル端末を利用し、作品に対する印象を容易に入力できる「印象評価ツール」と、入力された印象をサーバサイドで自動的に分析し、主成分分析などの分析結果をモバイル端末に提示できる「印象分析ツール」が本年度中に完成した。以上から、研究はおおむね順調に進展していると思われる。

Strategy for Future Research Activity

当初の予定では、印象分析ツールは、鑑賞者自身で分析できるツールとして開発する予定であったが、分析情報を一般の鑑賞者にも分かりやすく提示する方法が未完成のため、現状は鑑賞者(印象評価の回答者)と実験者(印象評価データの分析者)を切り分けたツールとして開発している。鑑賞者自身が容易に分析できるようにするために、より分かりやすい分析情報の提示方法を再検討し、それをツールに導入していく必要がある。

Causes of Carryover

次年度、より高度なツール開発のための人件費に割り当てたく、費用を残した。

Expenditure Plan for Carryover Budget

主にツール開発のための人件費に使用する。また、論文発表や研究発表等に使用する。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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