2016 Fiscal Year Research-status Report
科学技術イノベーションとサービスエコシステムの共進化のシステムモデリング
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15K01181
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
木嶋 恭一 大東文化大学, 経営学部, 特任教授 (10134826)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | サービス / 価値共創 / サービスエコシステム / 共進化 / 重層的イノベーション / 事例分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、(1)価値共創プロセスのネットワークと、(2)資源の統合と交換からなる適応サイクルから構成される「サービスエコシステムの基本モデル」に基づき、科学技術的、制度的、社会的イノベーション等の重層的イノベーションを、サービスエコシステムをデザインする原動力であると捉え、階層的複雑系の視点からをモデル化した。 ついで、(1)当該モデルに基づき、重層的イノベーションとサービスエコシステムとの共進化を、インドネシアの事例を定性的並びに定量的に分析することにより検証し、(2)サービスエコシステムの境界条件として「コンテクスト」の概念が重要であることを明らかにした。 以上のことから、最終年度における研究の方向性として、重層的イノベーションの包括的事例分析を用いた共進化のデザイン・支援の方法が明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
以下の設定目標をおおむね達成することができた。 (1)重層的イノベーションとサービスエコシステムとの共進化をモデル化した。(2)インドネシアの事例を定性的なたびに定量的に分析することにより、当該モデルを検証した。(3)サービスエコシステムの境界条件として「コンテクスト」の概念が重要であることを明らかにした。 以上のことから、最終年度における研究の方向性として、重層的イノベーションの包括的事例分析を用いた共進化のデザイン・支援の方法が明らかになった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に従い、最終年度は、重層的イノベーションの包括的モデル分析と事例分析を用いて、共進化のデザイン・支援の方法の解明という最終目標を達成する。
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Causes of Carryover |
2016年度末に実施した海外出張旅費等の支出が、当該年度中に執行できなかったため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2017年度で、上記の海外出張旅費等の支出を行う
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] 経営情報学の現状と将来2016
Author(s)
木嶋恭一
Organizer
第7回横幹連合コンファレンス, 慶應義塾大学
Place of Presentation
慶應義塾大学 (横浜, 日本)
Year and Date
2016-11-18 – 2016-11-19
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