2016 Fiscal Year Research-status Report
次世代型最小侵襲鏡視下靱帯再建システムの確立と実用化に関する研究
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15K01293
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
渡邊 誠治 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (40598760)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 敏明 愛媛大学, 医学部附属病院, 准教授 (10206823)
高橋 学 愛媛大学, 社会共創学部, 教授 (20274334)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 靭帯 / 膝 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は外傷の頻度が多くスポーツ復帰で支障の多い膝前十字靭帯損傷に対し、独自に骨孔作製用ドリルガイドやドリルガイドピン及びリーマーを考案し、関節鏡下でのオールインサイド法による新しい最少侵襲膝関節靭帯再建術を開発した。平成27年度はすでに開発している脛骨側からの骨孔作製用ドリルガイドに加え、新たに大腿骨側からの骨孔作製用ドリルガイドを開発した。平成28年度においては模擬膝関節モデルを使用し新しいドリルガイドを使用した骨孔作製が正確に行われるかどうかを確認した。模擬実験を通して正確性を担保し、今後臨床応用にむけて改良をすすめている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成28年度の研究計画は順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
1.新しく完成した大腿骨骨孔作製ガイドを臨床応用し、正確性の検討および臨床成績の評価を行う。 2.平成27年度、28年度と同様に我々の開発した最少侵襲前十字靭帯再建術の器具セットを使用したオールインサイド法の手術手技を習得するよう指導する。 3.医療器具メーカーとの連携による市販事業活動を行う。 4.臨床応用によって得られた知見の報告を行う。
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Causes of Carryover |
平成28年度はおおむね使用計画に沿った経費額となっていた。平成27年度の未使用額や残る結果となったと考えられる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度は最終年度であり、データ解析および論文作成、国際学会での報告のために使用することを予定している。
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