2016 Fiscal Year Research-status Report
3次元画像投影と近赤外線マーキングによる新規イメージガイド手術支援システムの開発
Project/Area Number |
15K01294
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
穴山 貴嗣 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (30403893)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 近赤外線蛍光 / インドシアニングリーン / イメージガイド手術 |
Outline of Annual Research Achievements |
近赤外線蛍光マーキングに関する成果として、動物実験では、ラットモデルを用いて、肺実質内に1mL微量注入した蛍光の消退速度を検討した(n=4). ブタモデルでは、0.1mLを肺実質内の各深度に投与し、現存する近赤外線蛍光硬性鏡 3機種 (Stortz D-light P, Novadaq Pin-Point, Intuitive firefly) による検出能を検討した。少なくとも虚脱肺において10mmの深度に局所注入したICG近赤外線蛍光を確認した。また臨床試験では微小肺腫瘤に対して微量のICGを肺実質内に局所注入し近赤外線蛍光を検出した。 Projection mappingを応用したイメージガイドの開発については、プロトタイプのProjection mappingシステムを用いたイメージガイド手術を2例に施行するとともに、次年度稼働予定のintelligent ORにおけるイメージガイド環境を確立するため、ワークステーション上での術中3次元画像処理手法の検討に着手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
小動物実験の成果をもとに、ヒトに類似の体格を有する大動物ブタモデルにおける非臨床試験を施行し、良好な結果を得たため。
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Strategy for Future Research Activity |
大動物による非臨床試験によるデータを蓄積する。臨床試験を想定し、インテリジェント手術室環境における三次元CTの即時構築法について手法を確立する。臨床試験計画を策定し、院内倫理委員会の承認を得る。全国臨床試験データベースに登録し、臨床試験を開始する。
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Causes of Carryover |
実験に必要な機器の購入の選定作業を継続しており、購入が次年度に繰り越しになったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
主に、Projection mapping system構築のための各種部品購入、論文投稿費用として次年度に使用する。
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