2017 Fiscal Year Annual Research Report
Sarcopenia of the deglutition muscle - evaluation method and prevention -
Project/Area Number |
15K01402
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Research Institution | Kawasaki Medical School |
Principal Investigator |
関 聰介 川崎医科大学, 医学部, 講師 (10341124)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椿原 彰夫 川崎医科大学, 医学部, 教授 (10138117)
平岡 崇 川崎医科大学, 医学部, 講師 (20351926)
目谷 浩通 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (30330583)
花山 耕三 川崎医科大学, 医学部, 教授 (80189589)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | オトガイ舌骨筋 / 廃用性筋萎縮 / 超音波 |
Outline of Annual Research Achievements |
超音波断層装置を用いてオトガイ舌骨筋の面積を計測することが可能である.われわれはこの評価法の検者内信頼性と検者間信頼性が非常に高いことを確認しており,嚥下関連筋の筋量を非侵襲的かつ定量的に評価する方法であると考えている.平成28年度は,予定手術患者44名を対象に,嚥下関連筋の筋量変化を経時的に評価していく縦断的研究を実施した.その結果,手術侵襲や術後廃用による筋萎縮は,四肢体幹の骨格筋のみならず嚥下関連筋においても引き起こされる可能性が示された.そして,オトガイ舌骨筋の筋萎縮は, 術後早期から引き起こされ,術後14日経過しても萎縮したままであることが示された.さらに,術後の食事摂取量が不十分な患者は,オトガイ舌骨筋の筋萎縮のリスクが高いことが示された. 平成29年度(最終年度)は,前年度までの研究成果をもとに,嚥下関連筋の廃用リスクのある患者を対象に,電気刺激療法の効果についての研究を進めていく方針であった.しかし,近年,電気刺激療法にかわる療法として,経皮的磁気刺激療法が広がりつつある.また,オトガイ舌骨筋の筋力増強訓練として,舌挙上訓練が効果的であることが知られるようになってきた.研究計画を立案した当時と比較して,訓練内容にも変化がみられているため,計画内容の変更が必要と考えられた.
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Research Products
(3 results)