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2015 Fiscal Year Research-status Report

腱板断裂術後における肩関節運動量及び筋活動量を指標とした評価法の開発

Research Project

Project/Area Number 15K01410
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

村木 孝行  東北大学, 大学病院, 理学療法士 (50404778)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords肩関節 / 腱板断裂 / 筋活動量 / 運動量
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は肩腱板修復術後の患者において日常生活における肩関節運動量および筋活動量がそれぞれ術後1 年間でどのように推移していくか測定し、既存の主観的・客観的指標との一致度や修復腱板の再断裂発生との関連について調べることである。
本研究では下記の3点を明らかにする。1)肩腱板修復術後の患者において日常生活における肩関節筋活動量、および運動量がそれぞれ術後1年間でどのように推移していくか、2)肩関節筋活動量、および運動量の推移は肩関節疾患に関する既存の主観的・客観的指標の推移とどの程度一致するか、あるいは既存の評価法では捉えられない変化を示しているか、3)肩腱板修復術後の肩関節筋活動量、および運動量は再断裂発生に関係するか、である。そのために肩関節の筋活動量や運動量を長時間計測できる小型のデータロガーが必要となる。そして実際にデータロガーを症例に装着して筋活動量や運動量を正しく計測することが可能か、また長時間計測することが可能かどうかを確認する必要がある。
平成27年度には選定したデータロガーを購入し、それを用いて肩関節の筋活動量や運動量を測定する妥当性を既存の三次元動作解析装置や筋電計と同時に計測することで比較検討した。その結果、短時間計測での比較ではあるが、データロガーと既存の計測機器のデータは良好な相関を示していた。これはデータロガーで肩関節の筋活動量や運動量を正しく計測できていることを証明している。また、健常者のボランティアにデータロガーを長時間装着してもらい、不快感を最小限にして装着する方法を決定することができた。これらの前実験により、本実験での測定が実現可能となり妥当性をもって行うことができる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

発注先の問題で測定機器の発注から納品まで予定より大幅に時間がかかった。また、機器の性能に関する問い合わせに対する返答にも2か月以上時間がかかり、測定の信頼性や妥当性を確認する前実験に遅れが生じた。

Strategy for Future Research Activity

前実験が完了しているため、順次腱板断裂患者の測定を開始していく。測定は術後1年まで行う予定でいるが、腱板修復術後に再断裂してしまう症例の8~9割は術後6か月以内に再断裂が生じる。そのため、平成28年度末の段階で術後6か月までのデータについて一度統計解析を行い、測定人数の再検討や学会での中間経過報告を行っていく。

Causes of Carryover

次年度の研究使用額は生じたのは、今年度の予算を効率的に使用したことと、機器納入遅延などによる計測開始の遅れによる消耗品や謝金などの経費発生しなかったことによって未使用額が生じたためである。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成28年度請求額とあわせ、平成27年度では行えなかった測定に関連する経費と合わせて平成28年度の研究遂行に使用する予定である。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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