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2019 Fiscal Year Annual Research Report

Development of a personalized respiratory rehabilitation instruction method for patients with respiratory diseases and verification of its effectiveness

Research Project

Project/Area Number 15K01420
Research InstitutionSapporo Medical University

Principal Investigator

後藤 葉子  札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (70351202)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上月 正博  東北大学, 医学系研究科, 教授 (70234698)
海老原 覚  東邦大学, 医学部, 教授 (90323013)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2020-03-31
Keywords日常生活活動 / 在宅呼吸器疾患患者 / リハビリテーション
Outline of Annual Research Achievements

呼吸器疾患患者の日常生活活動(ADL)低下の主原因は労作時の息切れといわれている. 本研究は,我々が既に開発した在宅呼吸器疾患患者のADL評価であり, ADLカテゴリー9項目を 6指標を用いるADL評価尺度であるP-ADLに改良を加えた「患者記入用P-ADL (Ver.2)」を完成させた.次にADL以外の住環境,居住形態,家事の必要性などの物理的生活状況や実際のADL動作方法の聞き取り調査を直接インタビュー形式でおこなう記録用紙の作成した.また,既成の健康関連QOL評価として,SF-8と EQ-5D-5Lを選定し, 在宅の間質性肺炎,慢性閉閉塞性肺疾患症例に対し実施した.また,防水加工が施されたパルスオキシメータを導入し,長時間継続的に動脈血酸素飽和度の測定を10症例に実施した.症例総数:151名,平均年齢:71.0±8.2歳, 疾患別ではIP114名,COPD37名であった.
P-ADL (Ver.2)の総スコアの平均は92.9%であり,カテゴリー別では階段と屋外歩行,指標別では速度と息切れが低スコアであったが,疾患別でスコアに有意な差はなかった.SF-8の結果は健常成人に比べ低く,またEQ-5D-5Lの平均効用値(QOLスコア)も0.707,視覚評価法(VA7S)は72.2と高くはなかった.QOLスコアに疾患別の有意な差はなかった.
パルスオキシメータの測定では,自覚症状がない場合にも低酸素状態を生じていることが判明し,その結果を各症例にフィードバックするとともに,呼吸リハビリテーションによる改善方法について指導を行った.
最後に,本研究のインタビューを通して知り得た情報をもとに,間質性肺炎患者向けの療養生活を送る上で役立つアドバイスを掲載した「いつもの動作を楽にする日常生活のポイント~快適なくらしをするために~」という8頁の冊子を作成した.

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Published: 2021-01-27  

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