2015 Fiscal Year Research-status Report
日常生活における麻痺手の使用を促すための行動変容システムの開発研究
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15K01425
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
友利 幸之介 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 客員研究員 (90381681)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 登志夫 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (40244090)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 上肢機能 / iPad / 日常生活 / 活動量測定 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度については,加速度計の測定域と測定幅を明らかにするためのアルゴリズム作成,および腕時計型アプリの開発を中心に研究を実施した.対象は健常人5名,両手首に3軸加速度計(TSND21)を装着したまま,Motor activity logより抜粋した11種類の活動場面を周波数100Hzで計測した.計測した100Hzの合成加速度の生データから,1Hz,5Hz,10Hz,20Hz,25Hz,33Hz,50Hzの間隔で値を抽出し,測定頻度による違いに差があるか,相関関係による判定(級内相関係数),系統誤差による判定(Bland-Altman分析)による判定を行った.級内相関係数の結果から,20Hzまでは許容できる周波数であることが分かった.他の腕時計型活動量測定機器も20Hzを採用しており,妥当な数値であると推察される.しかし今回計測したデータ数は膨大で,type-1のエラーが生じている可能性も否定できず,継続して検証する必要がある.また,Apple Watchのアプリ開発も行った.iPadで選択した項目がApple Watchでリマインダー表示されるようになったものの,バッテリー駆動時間が短く,活動量測定には不向きであることが分かった.現在,他の機器を検討中である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
開始当初に予定していた内容にそって概ね進んでいる.実際の片麻痺患者で計測できていないが,次年度に実施する予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
計画当初,平成28年度は腕時計型端末のアプリを開発する予定になっており,リマインダーとして表示する程度のプロトタイプは開発を進めていたが,当初使用を予定していたApple Watchのバッテリー駆動時間が予想外に短く,麻痺手の活動量測定の機器としては使用することが困難な状況にある.そのため,麻痺手の活動量測定においては代替機器を用いることとする.
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Causes of Carryover |
今年度予定していた,患者の麻痺手の活動量測定ができてなかったため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度患者への活動量測定の予定はすでに立てており,遂行可能である.
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