2015 Fiscal Year Research-status Report
骨特性(骨量・骨構造・骨強度)に対する全身振動刺激の有効性の検討
Project/Area Number |
15K01445
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Research Institution | Kio University |
Principal Investigator |
峯松 亮 畿央大学, 健康科学部, 教授 (50368601)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今北 英高 畿央大学, 健康科学部, 教授 (00412148)
西井 康恵 畿央大学, 健康科学部, 助手 (50461207)
坂田 進 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (20142383) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 全身振動刺激 / 骨微細構造 / 骨量 / 骨強度 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、研究設備の準備と実験計画の確認を行った。 研究設備(振動発生器および制御用パソコン)の設定には時間を要したものの、実験機器の準備と環境を整えた。振動発生器納入後、使用予定の振動条件にて実際に機器を稼働し、その状況と周辺への影響を確認した。また、関連学会への参加、文献講読を行い、実験計画の確認とその再検討をした。その結果、実験動物の対象数、飼育期間および動物実験室使用状況(他の実験者の飼育状況、施設の要領)などを考慮、調整した上で、実験内容としては当初設定していた対象老ラットを18か月齢から95週齢(より老齢を使用するため)へ変更し、振動条件(振動数、加速度)を追加または変更することとした。 現在(平成28年度4月)、ラットを順次購入し、24週齢、95週齢ラットの準備に向け飼育している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定よりも研究設備の設定に時間を要した。そのため、当初予定していた対象動物への介入(全身振動刺激)実験が実施できなかった。しかしながら、平成27年度末までには実験機器の準備と環境を整えることができ、その期間、関連学会への参加、文献講読を行い、実験計画の確認、再検討ができた。当初予定していた老ラットを18か月から96週齢(より老齢)に変更したものの、平成28年度に入り、ラットを順次購入し、対象動物(24週齢ラット、95週齢ラット)の準備飼育ができており、平成28年度には平成27年度に予定していた実験「全身振動刺激の骨特性に対する最適周波数を検討する(実験1)」を4週齢および24週齢ラットに対して実施できる状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度に予定していた4週齢ラットに対する「全身振動刺激の骨特性に対する最適周波数を検討する(実験1)」については平成28年度に実施する。また、24週齢および96週齢(18か月から変更)のラットは順次購入し、準備飼育を開始していることから、24週齢ラットに対しても実験1を実施する予定である。 研究計画の変更については、対象動物ではより老齢のラットを使用する目的で18か月齢から96週齢ラットに変更したが、動物飼育施設の使用状況(容量、他使用者の兼ね合いを勘案した上で)から可能である。また、振動刺激の周波数条件を当初の4種類から5種類に増やしたが、実験機器の性質上問題なく実施可能である。
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Causes of Carryover |
平成27年度に実験機器と対象動物の購入を予定していたが、実験機器購入後の予算内で必要数の対象動物を購入できなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
対象動物の購入に加えて、実験終了後の試薬(試料の保存、解析用など)、生化学検査費用(血液検査、代謝マーカーキットなど)に使用予定である。
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